地震が発生した際、揺れが到達する前に避難メッセージを発信するシステムを活用した避難訓練が、11月9日に沖縄県名護市の真喜屋小学校で行われた。

1960年5月24日、南米チリ近海の地震で発生した津波が沖縄に押し寄せ、現在の名護市、旧羽地村の真喜屋集落では3人が犠牲となり真喜屋小学校も被害を受けた。

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避難を呼びかけるメッセージを絵と文字で

タブレット端末:
地震がきます!(訓練)机の下に隠れてください。

真喜屋小学校で行われた避難訓練。子どもたちに机の下に隠れるよう呼びかけたのは、授業で使用するため1人に1台支給されているタブレット端末だ。

活用されたのは沖縄・浦添市の会社が構築したシステムで、気象庁が出す最初の情報がわずか1秒で表示される。

地震に関する情報が即座に伝達されることから、揺れを感じる前に避難行動をとることができる可能性が高まる。

エーテック株式会社 堀内彰社長:
タブレットには避難行動を表す絵と文字が表示されて、それを見て生徒が机に隠れたり、運動場に集合しますというメッセージを見て、避難行動がとれるようにシステム化しています

同時に校内放送でも知らせるため、運動場にいるなどしてタブレットを見ていない児童にも音声で避難を呼びかけることができる。

目標時間の半分で全員避難「今日できたこと生かしたい」

訓練では、1年生から6年生まで全校児童77人が小学校から700メートル先の高台に避難し、目標時間の約半分の8分で全員避難することができた。

女子児童:
本当に津波が来たときは、必死に逃げないといけないと思いました

男子児童:
今日ちゃんとできたことを本当に災害があったときに生かして、命を守ることができたらいいなと思いました

いつ起こるかわからない自然災害から命を守るために、学校では今後も訓練を重ねることにしている。

「減災システム」と名付けられたこのシステムは今回、訓練のために試験的に導入。自然災害から命を守り被害を最小限に抑えるため、最先端の技術を活用する取り組みが進められている。

(沖縄テレビ)