新しく北海道札幌市にできた写真館が話題を呼んでいる。撮影するのはプロのカメラマンではなく、自分自身。ちょっと変わった写真館の人気の理由を探った。
札幌市中央区のビルの1室に、異色の写真館があった。暗証番号を押して中に入ってみると、完全無人のスタジオだ。
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"誰もいない"写真スタジオで撮影
2021年8月にオープンしたセルフ写真館「C%」。自らがカメラマンとなり、自分自身を撮影できる無人の写真館だ。12畳ほどのスペースに、本格的な機材と撮影用の小物が用意されている。
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撮影に来た人:
すごーい、すごい。待って、待って!
来店したのは、札幌市でローカルアイドルとして活動しているという2人組。
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いつの間にか"盛り上がりながら"撮影に
ハイテンションで撮影する2人。できあがった写真は、パソコンから自分のスマートフォンに転送する。
ローカルアイドル 多田 和希さん:
人に撮られると、その人も見ている恥ずかしさがある。自分1人だと、のびのびできるので知らない自分を出せる
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ローカルアイドル 大関 凪さん:
誰にも見られていないから
このセルフ写真館、発祥の地は韓国だといわれている。
韓国カルチャーに影響され、セルフ写真館を立ち上げた高島涼介さん。
セルフ写真館 C% 高島 涼介さん:
韓国ドラマが好きで、セルフ写真館が出てくるシーンを見て実際にやってみたいと思った。オープンする場所は生まれ育った北海道でやりたかった
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高島さんによると、セルフ写真館の多くは受付にスタッフがいるが、受付から撮影・データの受け取りまで全て無人の「C%」は全国的にも珍しいのではということ。
続いてやって来たのは夫婦。11月に初めての子が誕生予定で、記念に「マタニティフォト」を撮影しに来た。
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「マタニティフォト」に活用する夫婦も
藤田 真里奈さん:
どっちを向けばいいの?
最初は戸惑いながらも、次第にリラックスして撮影を続ける。
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セルフ写真館を選んだ理由は、何なのだろうか?
藤田 真里奈さん:
コロナ禍で人と接触するのが気になるので、無人はありがたい
藤田 龍之介さん:
プリントシールは加工が自然にされるけど、加工されない自然さがいい。SNSにも使える
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カメラマンは自分自身。セルフ写真館は新たな撮影スタイルとして定着するのだろうか。
(北海道文化放送)