韓国
韓国のゴルフ場が突如『NO JAPAN』を宣言し、波紋を呼んでいます。韓国南西部・全羅北道の『アネスビルカントリークラブ』は年明けから、日本車の駐車場への乗り入れを禁じ、ゴルフバッグを降ろすサービスも提供しないと発表。理由は「日本の迫害から国を守った先祖の功績を忘れないため」などと説明しています。
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韓国国内では「勇気ある決断」と賛成の声がある一方、「ゴルフ場のカートは日本製で、ゴルフ用品も日本製を愛用する人が多い。『選択的ノージャパン』だ」と批判も相次いでいます。ゴルフ場は取材に対し「不便を強いられる利用者からの抗議もある。ただ、法的な問題はないので、撤回しない」としています。
英国
(COP26が開催されている)グラスゴーの会場近くのホテルは価格が高騰。車で1時間近く離れた「Drymen」という山あいの村に宿泊しています。「COP26」は、世界200近くの国や地域の代表者など2万人近くが参加、環境団体の関係者は数万人が駆け付けます。このためホテルが不足し、宿泊費が通常の30倍近くまで上がるケースもあったといいます。
COP26会場周辺の人:「この近くでホテルを見つけるのはとてもとても難しかったわ。
見つけたときには、とても高かったの!」
「グラスゴーで泊まるところを見つけるのはほぼ無理。多くの人がエジンバラで泊まってるわ。」
会議場に入るのも長い行列に並んで30分待ち。この熱気が気候変動対策の前進につながることを望みます。
トルコ
トルコのエルドアン大統領が、地球温暖化対策を話し合う国際会議・COP26への出席を急きょ取りやめました。イギリス・グラスゴーで開かれた「COP26」首脳級会合。エルドアン大統領も参加予定でしたが、イギリス側と警備をめぐり調整がつかなかったとして欠席しました。
一部のトルコメディアは「ローマで開催されたG20サミットで、バイデン大統領と会談できたからでは?」と報じています。
トルコ国会は10月、地球温暖化防止の国際的枠組み「パリ協定」を批准したばかり。野党からは「バイデンと会うことは、人類の未来に影響を与える会議よりも重要なのか?」などと、批判の声があがっています。
米国・ニューヨーク
全米で大きなうねりとなった、「警察改革」を求める声。中西部では警察の”解体”をめぐる住民投票にまで発展しました。その舞台は、黒人男性ジョージ・フロイドさんが警察官に殺害されたミネソタ州ミネアポリス。事件現場周辺では1年以上にわたり住民がバリケードを設置して警察を「シャットアウト」してきました。
今回の投票では「警察を廃止し公共安全局を置く」「警察官を平和維持官と呼ぶ」など、”事実上の解体”の是非が問われました。結果は「賛成」が44%で、「反対」が56%。治安悪化への懸念から警察の存続が決まりましたが、予想以上の接戦に驚きも広がっています。
米国・ロサンゼルス
この港には荷下ろしを待つ大型船が何隻もとまっています。そして陸地には運び出しを待つコンテナが山積みになっています。ロサンゼルス港と隣のロングビーチ港は、アメリカに入るコンテナの4割を扱う玄関口。しかし、巣ごもり需要などによる貨物の急増と、物流関連の人手不足などが重なり、大量のコンテナが滞留し、沖合では数十隻の貨物船が順番待ちの状態です。
クリスマスなどのホリデー商戦を控える小売店に半年以上も品物が届かないなど、物流が混乱しています。バイデン政権は港を24時間態勢で稼働させるとしたほか、11月からは滞留したコンテナに罰金が科されることになりましたが、事態の改善にはまだまだ時間がかかりそうです。
米国・ワシントン
人気のファストフード店がネズミ騒動で閉店に追い込まれました。その意外な原因に注目が集まっています。キッチンを走り回る無数のネズミ。店に食材を配達する業者が投稿したショッキングな動画は大きな波紋を呼び、店は衛生当局から営業停止処分を受けました。ネズミ駆除会社によるとポスト・コロナで飲食店が一気に再開したため、残飯などを求めて各地でネズミの数が急速に増えているといいます。
ここワシントンも、全米でネズミの多い都市ワースト・ファイブに入っています。経済回復がもたらしたネズミの増加、思わぬ事態に市民の間に困惑が広がっています。
イタリア
イタリアの首都ローマではここ数年、市内にイノシシが現れ、人を襲ったりゴミを荒らしたりして社会問題になっています。住宅街のごみ集積所に姿を現したのは子連れのイノシシ。我が物顔で道路を歩き回ります。お目当ては捨ててあるゴミばかりではありません。人が手に持っている買い物袋を目掛けて「突進」することもあるということです。
イノシシはごみ回収の遅れや、天敵がいないことなどもあって急増し、ローマ一帯だけで5000頭から6000頭のイノシシが生息しているといいます。地元当局は、公園にワナを仕掛けるなど本格的な捕獲作戦に乗り出していますが、対策が追いつかない状態で市民を悩ませています。
タイ
大変多くのメディアが集まっているこちら。バンコク近郊の空港なんですが、きょう(11月1日)からタイでの隔離なしの入国が始まったんです。11月1日からタイではワクチン接種を完了した海外旅行客の隔離なしでの入国が始まり、三大寺院など人気の観光名所も一斉に再開しました。
眠らない街といわれる夜の繁華街も復活。夜間外出禁止の解除に続き、店内飲酒も解禁となり、「バックパッカーの聖地」と呼ばれるカオサン通りは、観光客より一足先に早速地元の人たちで賑わっていました。学校での対面授業も許可されるなど様々な規制が一気に緩和されたタイ。新たな感染の波を警戒しながらも経済再生へと舵を切りました。
中国・北京
オフィス街の中に行列ができているんですが、民間の業者が運営するPCR検査ステーションです。
「ガラス越しに受け付けをしまして、このような試験管と綿棒を受け取りました」
「(検査スタッフの)手だけが出ている感じなんですね」
予約不要で、結果は24時間以内にスマホで確認できますが、追加料金を払えば数時間で結果が出るオプションもあります。中国では10月中旬以降、デルタ株の感染が全国で拡大していて、北京でもホテルでの結婚披露宴が禁止されるなど対策が強化されています。政府は、検査をより安く、より便利にする方針で、欧米諸国のような「ワクチン証明」ではなく「陰性証明」でゼロコロナを徹底する構えです。
中国・上海
上海ディズニーランドが突然、2日間の臨時休園を発表、延べ6万人以上の関係者にPCR検査が実施されました。園側が臨時休園を発表したのは、ハロウィン当日・10月31日。夜の花火が打ち上がる中、園内では防護服姿の関係者が作業しています。中国メディアによると、浙江省杭州市で新型コロナウイルスの感染が確定した患者が、前日に園を訪れていました。
このため10月30・31日の2日間に園内にいた人全員にあわせて4回のPCR検査が課せられ、最初の2回で陰性が証明されるまでは原則外出禁止に。対象者の中には日本人も含まれていました。延べ6万人以上の陰性が確認された後、園は11月3日に再開。感染が増加傾向にある中、徹底対応が続きます。
【取材:FNN海外特派員取材班】