長引く新型コロナの影響で食文化に異変が起きている。身近になった「テイクアウト」だが、福岡・北九州市では「巨大化」が進んでいる。

「これでもか!」ってくらいの量

小川ひとみリポーター:
北九州市小倉北区の魚町銀天街に来ています。こちらのお店で衝撃のデカ盛り弁当が食べられるということで、早速、行ってみたいと思います

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もともと居酒屋だったのだが、コロナ禍で店を続けるのが厳しくなり、2020年4月に業態を変更。弁当の販売を始めた。
その弁当というのが…

「ガツン!とデカ盛り屋」永津雄人店長:
こちらが、一番人気の「デカ盛り塩から揚げ弁当」です

小川ひとみリポーター:
これでもかってくらい唐揚げがのってますけど

弁当の中身は、ご飯が600グラムに唐揚げが400グラム。総重量はなんと1kgを超え、弁当容器のフタは、閉まらない。

「ガツン!とデカ盛り屋」永津雄人店長:
おいしいのは当たり前、普通じゃ面白くない。試行錯誤を繰り返してのデカ盛りっていう風に辿り着きました

1日に3~40食ほど売り上げるという人気の大盛り弁当。そのお味はー

小川ひとみリポーター:
にんにくとしょうがの味がしっかりついてるので、ご飯がいくらでも進みますね。量だけじゃなくて味も最高です

「ガツン!とデカ盛り屋」永津雄人店長:
外食が難しい状況でもありますし、ご自宅で食欲の秋、たくさん食べて頂ければと思ってます

続いては、2021年に創業100周年を迎えた北九州の老舗「東筑軒」。
東筑軒といえば、名物駅弁の「立ち売り」が有名だが、実は40年も前からメガ盛りグルメの老舗でもある。

知る人ぞ知る、その名も「鉢盛・かしわめし」。器の直径は40.5cm。通常のかしわめし弁当の7倍もの量がある。

ーー大体、何kgある?

「東筑軒」店員:
3kg弱くらい

地元ではお正月や誕生日など、めでたい席には欠かせない「メガ盛り」。専用の「しゃもじ」も付いて来るので、家族や友だちと安心してシェアできる。

「東筑軒」佐竹真人社長:
コロナが落ち着いて、こちらの方に帰省して来られたら、かしわめし、懐かしい味をぜひご家族の皆様とご利用して頂ければありがたいなと思います

帰省を控える人も多い中、東筑軒では11月からオンラインで冷凍かしわめしの販売も始めている。

「食べたい!」をすべてつぎ込んだバーガー

そして、このメガ盛りブームに名乗りを上げたハンバーガー専門店。北九州市小倉南区の「ハイカロリーキングバーガー」。「カロリーのない人生なんてごめんだ!」を合言葉に、毎週土曜日限定で営業している。

客:
これ、とってもおいしいですね。幸せです

客:
ソースがおいしいんですよ。やみつきになります

常連がイチ押しするそのメガ盛りは、10月に登場したばかり。メガグルメの新参者、果たしてその姿は…フライドチキン、パテ、チェダーチーズにトマト、そしてフィッシュフライにベーコン、アボカドが大胆に盛り込まれている。
その名も「カロリーモンスター」。

「ハイカロリーキングバーガー」徳永昭一店長:
おなかがすいていた時に考えたんですよ。自分の食べたいものを全部、挟さんじゃいました

食いしん坊の欲望を詰め込んだバーガー、その味は。

小川ひとみリポーター:
バンズがすごいパリッとしてますね

「ハイカロリーキングバーガー」徳永昭一店長:
バンズは鉄板でパテを焼いた油で揚げ焼きにしてるので、外はパリッとして、中はもっちりした仕上がりになってます

小川ひとみリポーター:
これだけたくさん具材が入ってるので、どこを食べても飽きないですよね。ちなみにカロリーはどのくらい?

「ハイカロリーキングバーガー」徳永昭一店長:
カロリーは僕の計算方法でいくとゼロなんですよ。お野菜入ってるのでカロリーがマイナスになって

…と、店長は笑っているが、実はこちら約1,500kcalもある。テイクアウトする際は、サービスでバンズがつくので、安心して家族でも楽しめる。

「ハイカロリーキングバーガー」長田大悟オーナー:
今、カロリーが悪者というか、ダイエットブームになってるんですけど、週に一度くらいはカロリーなんて気にせずに、おいしいハンバーガーを食べて笑顔になって、ハッピーになってもらえればと思います

長引くコロナ禍で元気をとり戻して欲しい。
味はもちろん、見た目でも笑顔になれる北九州のメガグルメ。ご賞味あれ。

(テレビ西日本)

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