福岡県内の養鶏場で、なんとも珍しい二重卵が撮影された。

タマゴの中から出てきたのは…タマゴ?

撮影者もびっくり。割ったタマゴから出てきたのは、なんと殻の付いたタマゴだった!

タマゴの中には殻の付いたタマゴ
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さらにそのタマゴを割ると、新鮮な黄身が出てきた。
まるでロシアの民芸品の人形、マトリョーシカのような現象だ。

福岡・那珂川市で養鶏場を経営する藤野修司さん。

養鶏場経営・藤野修司さん

棚から取り出したものは…タマゴ。

中村秋季乃リポーター:
これがうわさの!? 大きい!!

藤野修司さん:
とりあえずヒビは修復しました

あらためて、藤野さんに当時のことを聞いた。

藤野修司さん:
パーンって割って、「あらっ!」って感じ。中にこれがあったけんですね

ーー何かあるぞと?

藤野修司さん:
余りにも大きいもんやけんですね。双子、三つ子はありますけど、この中にこれが入っているとは思いませんでした

当時を振り返る藤野さん

普通のタマゴと大きさを比べてみると一目瞭然!割る前に測ったタマゴの重さは180グラムと、通常サイズの約3個分だ。

通常サイズの約3個分という大きなタマゴ

中から出てきたタマゴは、通常サイズとほぼ同じ大きさのタマゴだった。

出てきたタマゴは通常サイズと変わらず

藤野修司さん:
ずっしりしてましたね。言うたら、あればってん、便秘のような感じじゃないですか、ニワトリからしたら。一生懸命産んでいると思いますよ

“20万個に1個”貴重なタマゴ…お守り代わりに

この養鶏場で飼育しているニワトリは、約1,400羽。毎日1,000個ほどのタマゴが生まれるが、タマゴからタマゴが出てくる現象は、非常に珍しいという。

ニワトリのタマゴについて研究している専門家は…

京都女子大学食物栄養学科・八田一教授:
40年タマゴを研究して、(このような現象を見たのは)4回目くらいですから。珍しい。非常に珍しい

京都女子大学食物栄養学科・八田一教授

京都女子大学食物栄養学科・八田一教授:
二重卵という呼び方がされています。通常は、排卵されて卵黄と卵白ができて、卵殻膜ができて殻ができて産み落とされる。
二重卵は、本来生まれてくるべきタマゴが、どういうわけか生まれずに逆に戻ってしまって、次に生まれるタマゴと一緒になって周りに卵殻膜ができて、その上に殻ができて、大きなタマゴが産み落とされた

こうした「二重卵」は、20万個に1個ともいわれる貴重なタマゴだといわれている。

藤野修司さん:
お守り代わりですね

二重卵の殻は接着剤で丁寧に修復され、今も大切に保管されている。

(テレビ西日本)