資源エネルギー庁が発表した、11月1日時点のレギュラーガソリンの全国平均小売り価格は、9週連続で値上がりし、1リットルあたり168円70銭だったことがわかった。先週は167円30銭だった。

168円台は2014年8月以来、約7年ぶりの高値となる。

石油情報センターは、世界的な経済回復で原油需要が拡大する一方、産油国が増産に慎重なことなどが要因と分析しているが、今週に入り原油価格が下がり始めた事から、来週は小幅な値下げを予想している。

ただ、OPEC=石油輸出国機構など産油国は4日、閣僚会合を開いて増産について検討しており、その結果次第で来週以降のガソリン価格も変動するとみられる。

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