顔を寄せ合い、仲睦まじく言葉を交わされる上皇ご夫妻。

上皇后 美智子さまは10月20日、87歳の誕生日を迎えられた。

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宮内庁によると、美智子さまは、朝と夕方、上皇さまとお住まいの庭を散歩し「風の通り道」を見つけて心地よい風を楽しむなど、静かな毎日を過ごされているという。

結婚により皇室を離れられる初孫の秋篠宮家の長女、眞子さまについては、常に大切にいとおしんできたことから、お別れを寂しく思われているという。

眞子さまご誕生の喜びを和歌に

1991年10月23日に誕生された眞子さま。

美智子さまは、初孫の誕生の喜びを和歌に詠まれた。

「春の光 溢るる野辺の 柔かき 草生の上に みどりごを置く」

柔らかい芝生の上で眠る眞子さまを、いとおしく思われるお気持ちが込められている。

上皇ご夫妻は、眞子さまが2歳を過ぎる頃まで同じ赤坂御用地に住み、日々の成長を見守られた。

眞子さまが6歳の夏には、静岡・須崎御用邸の浜辺で一緒に過ごされた。好奇心旺盛な様子の眞子さまが、海で拾った何かを美智子さまの手の上へ。

そして、眞子さまが中学2年の夏。美智子さまは、戦後満州から引き揚げてきた人たちとの面会に眞子さまを伴われた。

上皇ご夫妻や秋篠宮さまよりも前に出ないように気をつけながら、控えめにまた少し緊張したご様子の眞子さま。

この時のことについて、美智子さまはのちに「戦中戦後のことに少しでも触れてほしく同道いたしました」「眞子がやや緊張して耳を傾けていた様子が今も目に残っています」と振り返られた。

眞子さまについて「大変心配な様子」

眞子さまの成長を温かく見守られてきた美智子さま。側近幹部は「かわいらしい初孫を慈しみを持って見守ってこられた」と説明する。

そのうえで、眞子さまが小室さんとの結婚をめぐり、誹謗中傷と感じられる出来事が続いたことで「複雑性PTSDの状態」と診断されたことについては、「つらい思いをされていると知り、大変心配なご様子」と明かしている。

眞子さまは結婚前日の10月25日に、上皇ご夫妻をお一人で訪ね挨拶されることになっている。

(「イット!」10月20日放送分より)