人がいないときでも自動で掃除をしてくれるロボット掃除機。使っている家庭もあると思うが、コロナ禍で在宅時間が増えた昨今、いろいろな不満の声が上がるようになったという。

そんな中でパナソニックは、ロボット掃除機「RULO(ルーロ)」について、ソフトウェアを10月下旬にアップデートし、「在宅掃除モード」を追加すると発表した。

(出典:パナソニック)
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このアップデートで、人の邪魔にならないような動作で在宅時も快適に使用できるようになるという。

実は、同社が今年2月に行った調査で、在宅ワーク時にロボット掃除機を使うことに不安や不満がある人が84%いることが判明。内訳は「音がうるさくて仕事に集中できない」がトップで、続いて「音がオンライン会議の邪魔」や「きちんと掃除できているか不安」「仕事をしている部屋に入ってくる」という順になっていた。

(出典:パナソニック)

この中で同社のロボット掃除機「RULO」で解消できていなかった不満に対応するべく、「在宅掃除モード」として追加し、人の邪魔にならないような動作で在宅時も快適に使用できるようにしたという。

このモードに対応するのは、MC-RSF1000、MC-RSF700、MC-RSF600の3機種で、他にIoT家電の状況などを音声で知らせる機能も追加されるという。

足元から半径約50cmを避けて掃除

そして使い方は、スマホアプリか本体スイッチで「在宅掃除モード」に切り替えるだけ。

するとレーザーで人の足を検知し、足元から半径約50cmの範囲を避けて掃除を行い、他の場所を掃除し終えると再び人がいた場所に戻り、誰もいなければ掃除できなかったエリアもきれいにするという。

(出典:パナソニック)

たしかに、今回の「在宅掃除モード」が加わったことで、自宅でのテレワーク時でもさらに快適に使用することができるようになりそうだ。

ところで人の「足」を検知するとのことだが、テーブルやイスなどの家具の「足」とどうやって見分けているのか?台所などで、人が動きながら作業している場合はどうなるのだろうか?

担当者に聞いてみた。

動いている人の足は一時停止してじっくり判断

――なぜ「在宅掃除モード」を搭載することになった?

コロナ禍で在宅時間が増えた今、在宅時にも快適にロボット掃除機を使用いただけるように、人の足を見分けて邪魔をしないように動作するモードを追加いたしました。在宅で使用しているというユーザーの声をもとに、邪魔をしないというモードを社内で検討し提案した形です。


――人の足と家具の足をどう見分けているの?

人の足首付近の長さ・大きさに加え、足の形状まで細かく検知することによって、人の足とそれ以外の障害物を見分けています。

また、動いている人の足を検知した場合には一時停止をして様子をみる動作を行います。台所などで忙しく動いている場合は、人の動きの速さにもよりますが、一時停止をした後、人の足だと判断できれば回避いたします。

(出典:パナソニック)

――そもそもロボット掃除機は外出時に使うものなの?

ロボット掃除機は外出時でも安心して使用いただけるように進化させてきました。外出先からスマホで運転スタートはもちろんの事、スマホで走行状況が確認できる「リアルタイムマップ」機能もあり、人間の代わりにロボットが掃除をすることで、家事ラクや時短を叶える商品となります。

ただし、現状はRULOのユーザー約半数の方が在宅時に使用されております。昨今のコロナ禍で在宅の時間も増えておりますので、在宅ワーク中にもストレスなく使っていただけるよう、今回在宅掃除モードを搭載したという経緯がございます。

音ひかえめ設定は当初から搭載

――「音がうるさい」など他の不満は解消できる?

弊社が行った、在宅時のロボット掃除機の不満についての調査結果では、音がうるさい・掃除できているか不安・仕事部屋に入ってくるといった不満が上位にきております。不満に対しては、「音ひかえめ設定」「リアルタイムマップ(違う部屋からでもRULOの様子が分かる)機能」「エリア(入ってきてほしくな場所)設定」で対応可能です。

なお、音ひかえめ設定とエリア設定の機能は当初から搭載しておりました。

(出典:パナソニック)

たしかに家での仕事が多い人にとって「在宅掃除モード」はより便利になりそうだ。ロボット掃除機はまだ…と躊躇している人もいるかもしれないが、ちなみにパナソニックの調査によると「静音機能やエリア設定など、在宅ワークに対応したロボット掃除機は、今後需要が増えると思いますか?」との問いにYESと答えた人は95%。これをきっかけに、ロボット掃除機がさらに普及するかもしれない。