ワクチン接種で見返り・特典 東京都でも

”ワクチンインセンティブ”という言葉がある。インセンティブを「見返り」と訳すならば、新型コロナワクチンを接種した人に何らかの「見返り」を与えると言うこと。「動機付け」と訳されることもあり、いずれにしろワクチン推奨策・推進策という意味合いだ。

ワクチンを接種することで、何らかの特典が得られるワクチンインセンティブは 、すでに欧米などでは始まっている。日本でも、群馬県が、先日、接種を完了した20代~30代の県民に対して、車や県内旅行券を抽選でプレゼントすることを発表している。
そして、今回、東京都も、このワクチンインセンティブを導入することになった。

ワクチン接種に後ろ向きとされる若者たちは”ポイント”で動くか
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20代~30代限定 ワクチン接種でポイント付与

東京都は、新たな補正予算案に「ワクチン接種促進キャンペーン事業」を盛り込んだ。 接種記録を読み込むアプリの費用や、若者に向けて情報発信するための費用などが計上されているが、事業の柱は「ポイント・割引」だ。20代~30代を対象に、接種記録をアプリに登録すれば、買い物の際に利用できるポイントが付与されたり、割り引き特典が得られる見通しだ。他の年代でも接種記録の読み込みはできるが 、ポイントや割引が付くのは20代~30代のみとなる。 

多くの若者が利用できるよう、既存の決済アプリなどに、接種記録を登録するメニューを入れる方向で検討されている。

ワクチンインセンティブ18日から都議会で議論される

協賛企業頼みの「ポイント・割引」で若者は動く?

新たな補正予算案は、18日から始まる都議会で議論される。詳細はこれからだが、「ポイント・割引」については、公費の補助は行われない。あくまでも、協賛企業から、ポイントや割引クーポンが付与される仕組みとなる予定だ。東京都は、今後、協賛企業を選定し、秋以降に事業をスタートさせたい考えで、担当者は「インセンティブをつけることで若者たちの接種を促進したい」としている。 

都内では、感染者数の多くを20代~30代が占める日が続いている。その若者たちは、ワクチン接種に後ろ向きとされている。“インセンティブ”によって若年層が動くか。感染の抑制に繋がるか 、注目される。

フジテレビ社会部・都庁担当 山﨑康平