いよいよ開幕する東京五輪。
フジテレビの情報スペシャルキャスターの小倉智昭が、金メダル候補を緻密に予想。数多のオリンピックを現場で取材してきた小倉ならではの目線に注目です。

小倉キャスター語る!東京五輪金メダル予想 注目競技が目白押し

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オリンピックが開催されると、毎回自身でメダル予想をしている小倉智昭キャスター。
その予想について熱く語ります。

小倉智昭:
面白い種目がいっぱいあるので、誰が1番最初に金メダルを取るのかというのを案外注目しているのですが、柔道の初日の髙藤選手がどうかというところですよね。

そして、小倉は新競技の“空手”にも注目していると語ります。

小倉智昭:
空手はですね、特に“形”という、組み手ではない、対戦はしない、自分で形の演舞をするという競技があって、ここに絶対的な金メダリストになると思う喜友名諒選手が出てきます。
それで、この人は“形”に関してはもう2018年からですかね、一度も負けてないです。世界選手権3連覇ですし。安心して任せておけると思うのです。

これ“形”っていうのは面白くてですね。102種類の形からその都度選んで、
形名何をやりますということを、畳の上で言ってからその形を演じます。
ただ予選から決勝まで、相手と対戦していかなければダメなわけですよ。
それで同じ形を使っちゃいけないので、得意な形を最初の予選で出すのか、あるいは決勝まで取っておくのかと、そういう見所があるので、結構面白いと思いますよ。

スピードだとか、その空間の使い方であるとか、力強さとか立ち方とか呼吸法まで見るわけですよ。それで7人の審判が点数をつけて、テクニカルポイントとアスレチックポイント、7:3の割合で点数をつけるんですけれども、ポイント競技がですね、とにかく力が入っていて美しい競技、喜友名諒選手、金メダル取ります。みてください。

横乗りのスケートボードにも注目の視線を注ぐ。

小倉智昭:
はい。特に女性の“パーク”という競技。“パーク”っていうのはスノーボードでいうのであれば、ハーフパイプを想像してもらえれば良いです。そのハーフパイプをいくつかこう組み合わせた凹凸を作った競技なのですが、そこでかなり激しい演技をするんです。
そこで日本の女子は、この“パーク”でワンツー(金・銀メダル)が考えられるんですね。

特にこのところ若くしてもう絶好調で オリンピックの前哨戦全部勝ってきた岡本碧優選手がいます。彼女15歳中学3年生。彼女はおそらく四十住選手を上回って金を取るんじゃないでしょうか。それで、今までの代表だったその四十住選手が銀になるのかなと。ベテランと若手の対決を日本人同士でやってもらいたい感じです。

他にも注目している競技がたくさんあるといいます。

小倉智昭:
例えば、スポーツクライミングの複合ですけど楢崎智亜選手
この選手は最近世界選手権も勝っていますし、ワールドカップなんかでも良い成績上げています。強い選手が一人いますけれども。どっちが勝つかということで。

あと、陸上男子の20㎞競歩山西利和選手が京都大学出身なのです。2019年の世界選手権ドーハの時は、大変高い気温と湿度の中でぶっちぎって優勝しました。それで、彼は20㎞を得意としていますし、前半から飛ばして期待に応えてくれるんじゃないかなと思います。

そして、人間は1時間で4㎞歩くって言うじゃないですか。でもこの人たちは1分4㎞ペースで歩きます。ママチャリのスピード。それで、一番早いときはさらに速く歩くので、そこをどこで使って相手に差をつけるのかとかもそういうところとかも見所ですね。

小倉智昭:
あと、かたいところだと内村航平選手桃田賢斗選手とか。
絶対金メダル取ってくれるだろうという選手は居ますが。若い人たちの種目にも注目してあげてください。

小倉智昭:
一般メディアは今回30以上取ると言っているところが多いのですが、僕は今回その顔出しでずっと司会しているわけではないので、割合選手に配慮しないで良かったので、きつめの予想にしました。

小倉智昭:
僕は“金メダル24個”。きつめで24個。
これは他の新聞社に比べるとかなり少ない方だと思います。
金銀銅合わせて84個です。

また、選手の発表が今回遅い。
誰が来るか分からないものだから、ものすごく予想が難しかったです。

メダル予想のみならず競技の詳しい見所を解説した小倉キャスター。
日本選手がどんな活躍を見せてくれるのか。本番の大舞台に期待が高まります。

(めざまし8 7月22日放送)