韓国「日本開催のための特別なメッセージ」

各国選手団の入国ラッシュが続く中、13日にオープンした東京・晴海の選手村。
この選手村に掲げられた横断幕が「反日的なメッセージではないか」と波紋を呼んでいる。

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韓国選手団が利用する住居棟に、15日掲げられた横断幕。
韓国国旗の下には、赤地に白い文字で「臣にはまだ5千万国民の応援と支持が残っています」とある。

この言葉の原典は、400年以上前の豊臣秀吉の朝鮮出兵にあり、当時劣勢だった李氏朝鮮は李舜臣将軍の「臣にはまだ12隻の船があり、私はまだ死んでいない」という言葉とともに連勝したとされている。

首都・ソウルの中心部に巨大な像が設置され、韓国では抗日の英雄として尊敬を集めている李舜臣将軍。
今回、韓国選手団は日本と歴史的戦いを繰り広げた英雄の言葉を元に、選手の士気を高めようとしたとみられている。

選手村に近い月島周辺の住民は…

30代男性:
オリンピックは平和の祭典なので、政治の表現というのはふさわしくないと思う。

30代女性:
この辺りに住んでいる人たちが窓から見えるものなので、一番目立つところにあると思うんですよね。(横断幕は)あんまりちょっとやってほしくないな。

韓国オリンピック委員会は韓国メディアの取材に対し「選手たちの戦意を高めるため、今大会は日本で開催されるだけに特別なメッセージを準備した」とコメントし、韓国チームとして準備したことを認めている。

(「イット!」7月16日放送分より)

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