アスリートたちが自身のフィールドでも見せない素顔を無印良品で披露した。

6月13日放送の「ジャンクSPORTS」(フジテレビ系)で、東京オリンピックボクシング男女日本代表が無印良品で爆買い。買い物でモチベーションを上げてもらい、オリンピックに臨んでもらおうと番組MCの浜田雅功さんの“おごり”でお買い物。

減量がない今、食べたいもの

左から)入江聖奈選手、並木月海選手、岡澤セオン選手
左から)入江聖奈選手、並木月海選手、岡澤セオン選手
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パンチをもらわない技術に定評がある男子ウエルター級の岡澤セオン選手。2019年には全日本選手権で2連覇を達成している。

女子フライ級の並木月海選手は、現在自衛隊体育学校に所属する自衛官。那須川天心選手と幼なじみの彼女は、近年数々の国際大会で優勝し、東京オリンピック金メダル候補の一人。

現役女子大生ボクサーで女子フェザー級の入江聖奈選手は、オリンピック予選で2019年の世界選手権王者を破るなど、活躍から目が離せない。「小学2年生のときに『がんばれ元気』というマンガを読んで影響を受けた」ことがボクシングを始めたきっかけだといい、浜田さんも「マジで?」と驚く。

この3人は先日、ロシアで行われた国際大会で揃って金メダルを獲得している。

普段は練習漬けでなかなか買い物に行けない3人に、無印良品有明店で“爆買い”してもらった。

食品コーナーでは大人気のお菓子「不揃いバウム」に注目。規格外になっていた部分まで生かすことでおいしさをそのままにコストが抑えられた人気商品の一つ。

浜田さんが減量を心配すると入江選手は「減量ない。食べるなら今」とアピールする。普段は和菓子がメインだというが、甘い物を食べられる今を逃したくないそうだ。

同じように並木選手も「減量ないので私もいいですか?」とおねだり。2人は山ほどの不揃いバウムをカゴに入れた。

ふと浜田さんが「2人は戦ったことがあるの?」と問うと、入江選手は「高1の大会の時に2回戦で当たりました」と明かす。この時は、並木選手が第70回全国高等学校ボクシング選手権大会女子フライ級で優勝した。

この対戦を振り返った入江選手は「めちゃくちゃ強かった。“鬼の形相”で殴ってきた」とぶっちゃける。

番組に出演できたことを喜ぶ岡澤選手は「『ジャンクSPORTS』はアスリートの夢。気合い入りすぎて減量してきて。あと1キロで減量が終わるくらい。明日、試合出られるくらい仕上がっている」とコンディションの良さをアピールした。

岡澤選手の“唇”の悩み

そんな岡澤選手は無印の食品部門で1位を誇るレトルトカレーに注目。「カレーをスパイスから作るのが好き。将来はカレー屋さんになろうかな」と話すほどカレーが好きだという。

岡澤選手は気になるカレーを大量に手に持ち、入江選手や並木選手もつられるようにしてカレーを手に取った。

ケーキ作りが趣味だという並木選手。一方、並木選手が「やめた方がいい」と助言する入江選手の趣味はカエル。「試合に持って行くタオルやマウスピース入れもカエル。家には“ジャイ子”というカエルも飼っている」と明かし、今回のロケにはカエルの写真がプリントされた「世界に1つしかない私だけのTシャツ」を着てくるほどカエル好きだという。

3人とも初めてのオリンピック出場となるが、岡澤選手は代表内定時、「めちゃくちゃうれしかった」と当時の心境を明かす。しかし、「インタビューが英語で何を言っているかわからなかった。日本でもよくあって、切符の買い方がわからなくて駅員さんに『これどうやるんですか?』って言ったら、黙って英語表示のボタン押されるけど、もっとわからない」と英語が苦手な岡澤選手は嘆いた。

家具コーナーでは岡澤選手が自由に変形し体にフィットすることから“人をダメにするソファ”と呼ばれているソファをおねだり。

実際に浜田さんもその座り心地を確かめながら、3人に「ボクシングの悩み」を質問。

「パンチをもらわないタイプ」の岡澤選手は、顔を打たれると腫れてしまうのが悩みだという。しかしもっと悩みなのが、「唇が分厚くて。打たれていない、めちゃくちゃ完璧な試合をしたのに(唇を見て)『相当打たれたな』って言われる」と明かし、浜田さんも爆笑した。

入江選手は「有り難いことに新聞に掲載してくれるんですけど、競技中の写真は本当にひどい。不細工なので…脇も判定の時に(手が)あがってそこを撮られるので、脇のケアは男子より気を付けている」と話す。

それを聞いた並木選手も「青コーナー、赤コーナーで勝ったときにあげる手が違うので、今日は赤だと思ったら左をしっかりケアする」と、脇のケアは欠かせないという。

最後にスキンケア商品などを買い、3人の合計金額は7万7389円。さらに東京オリンピックで公約を果たしたら、浜田さんがどんなモノも買ってくれるというため、3人は欲しいものとともに“公約”を発表。

佇まいを整えて「金メダル獲ります」と宣言する並木選手が欲しいものは遠征用のキャリーケース。並木選手より先に東京オリンピック出場の内定を得た入江選手は「次も並木選手より先に金メダル獲ります」と断言。そんな入江選手が欲しいものは、10万円を超える無印良品のマットレス。

最後に「金メダル獲ってめちゃめちゃ面白い試合をします。一発もパンチをもらわない」と言い切る岡澤選手が欲しいものは折りたたみ自転車。言った後に少し弱気になるが、それでも「一発もパンチをもらわない」と自信を見せた。

吉村真晴が芸能人最強軍団と対決

他にもトップアスリートが不利な状況を作り、腕に自信のある最強芸能人たちと対戦する「神対決・卓球編」を。リオオリンピック銀メダリスト・吉村真晴選手と芸能人最強軍団が対戦した。

芸能人最強軍団からは、中学時代テニス部で何度も優勝経験があり「ラケットを使う競技は任せてください!」と豪語するSnow Manの向井康二さん、2019年の芸人卓球トーナメントで優勝した鬼越トマホーク・金ちゃん、中学時代は卓球部のDJ KOOさん。中学時代卓球部に所属し、ボクシング引退後は卓球専用の部屋を作り鍛錬を積んでいる長谷川穂積さんが参戦。

11点マッチで吉村選手が0点、芸能人最強軍団が10点という不利な状態からスタートするゲームでは、吉村さんが芸能人最強軍団を寄せ付けず、得点を積み上げていく。途中参戦した、鬼越トマホークの坂井良多さんが「ネットイン」するなどのファインプレーを見せ、吉村選手を揺さぶるも、結果は吉村選手の勝利で終わった。

次の「5点マッチ コート半分でも勝ってみろ」では、吉村選手が返す卓球台が通常の半分というハンデを背負うゲーム。初戦では散々だった向井さんが好プレーを見せる。しかし、その後は吉村選手が落ち着きを取り戻し、プロの姿を見せつけた吉村選手の勝利で終わった。

(『ジャンクSPORTS』毎週日曜日夜7:00~8:00放送)