アナフィラキシー…「非常にまれ」「処置・診察の体制」過度の不安は不要

三重県で4月16日、50代の女性がワクチン接種の約15分後に意識を失った。その後、心臓マッサージを受けたところ、まもなく意識は回復し、2時間ほど後には通常通り歩けるようになったという。

女性には慢性じんましんや、アトピー性皮膚炎などの基礎疾患があり、アナフィラキシーの疑いがあるとされている。

感染症の専門家、愛知県がんセンター病院の伊東先生に、アナフィラキシーについて伺った。

アナフィラキシーの症状とは、じんましんや、唇の腫れなど、皮膚に現れる症状。呼吸困難など、呼吸器系の症状。腹痛や嘔吐など、消化器系の症状。血圧低下や意識障害など、循環器系の症状。この4項目のうち、2種類以上の症状が出ると「アナフィラキシー」と診断される。

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伊東医師によると、ファイザー社製のワクチンでは100万回あたり4.7例報告されていて、アナフィラキシーは「非常にまれ」とのこと。

また、今回の女性のように基礎疾患があっても、アナフィラキシーが出やすいことはないという。

そもそも発症は「非常にまれ」ということもあるが、じんましんやアトピー性皮膚炎をはじめ、食物のアレルギーやアレルギー性鼻炎、花粉症の人なども、ワクチンによるアナフィラキシーの発症リスクに違いはないと説明している。

もし、万が一アナフィラキシーになっても、ワクチンの接種会場ではアドレナレンという治療薬で、速やかに処置・診察が受けられる体制が整っているため、「ワクチン接種でアナフィラキシーを心配し過ぎる必要はない」と話している。

(東海テレビ)