バレーボール男子日本代表のオリンピックイヤー初の国際大会となる「東京チャレンジ2021」が有明アリーナで行われる。この場所は、東京オリンピックの本番の会場でもある。

5月1日(土)には女子と男子、5月2日(日)は男子の試合で、対戦相手はともに中国。

先日行われた「バレーボール 火の鳥NIPPON始動会見」では、女子日本代表で就任5年目となる中田久美監督や、選出された全選手がフリップボードに抱負を自筆し、意気込みや五輪にかける想いを語った。

「わが道を行く」には3つの思い

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中田久美監督

「わが道を行く」
これは2020年オリンピックの年のチームスローガンとして、キックオフミーティングのときに選手たちに伝えた「わが道を行く」というスローガンです。

この「わが」には3つの意味がありまして、1つ目は自分の人生を自分で切り開いていくという意味で、待っていても与えられるものではなく、自らの足で進んでいってもらいたいという「我(自己)道を行く」ということ。

2つ目「和(日本)が道を開く」は世界と同じことをやっていては勝てないということで、日本のオリジナルを追求しようというチームワークの和。最後「輪が道で勝つ」は、個の力だけではなく、世界一の団結力を選手・スタッフ全員で勝ち取っていこうという、そういう意味を込めて考えました。

キャプテン・荒木絵里香(186センチ・36歳・ミドルブロッカー)

「限界突破」
今シーズンの目標は、今季チームスローガンでもある「限界突破」です。日々限界に挑戦し、進化できるように全力で頑張っていきたいと思います。

黒後愛(180センチ・22歳・アウトサイドヒッター)

「強い心」
今シーズンは「強い心」を抱負にして頑張りたいと思います。理由は良くも悪くもだと思うのですが、心は見えないものなので、強い心を持って戦い抜きたいと思います。

副キャプテン・古賀紗理那(180センチ・24歳・アウトサイドヒッター)

「東京オリンピックメダル獲得」
今年から副キャプテンということで、久美さんに3月の合宿の時に言われたんですけど、私が出来ることは精一杯やっていきたいと思っています。

島村春世(182センチ・29歳・ミドルブロッカー)

「限界を超える」
前回大会・リオオリンピックでは金メダルという目標を掲げていたのですが、5位という結果で、とても残念に終わってしまいました。その悔しさもあり、その時のチームよりも、そして自分自身も限界を突破して、強いチームにならなければいけないという意味合いで、「限界を超える」にしました。

長岡望悠(179センチ・29歳・オポジット)

「やりきる」
今年のチームの目標の「メダルを取る」ということに向かってやりきるということと、自分の今の身体で世界と戦うという意味でも、このチャレンジを乗り越えてやりぬくという思いです。

石井優希(180センチ・29歳・アウトサイドヒッター)

「想いをプレーで魅せる」
リオオリンピックが終わって、東京オリンピックに向け、毎シーズン過ごしてきました。そんな中でもたくさんの人に支えられてここまできたので、自分のバレー人生と、支えてもらった人への恩返しも含めて、プレーと結果で魅せたいと思います。

石川真佑(173センチ・20歳・アウトサイドヒッター)

「完全燃焼」
オリンピックでメダルを獲得するために、チームの一員として自分の限界を超えて力を出し切れるように頑張りたいと思います。

田代佳奈美(173センチ・30歳・セッター)

「表彰台」
12名に残らなければそのチャンスはないですが、メダル獲得に向けてセッターとして自分自身、安定したプレーとトスだけではなく、守備のところでも勝利に貢献したいです。

芥川愛加(180センチ・30歳・ミドルブロッカー)

「夢を叶える」
オリンピックに出てメダルを取るために、ここまで頑張ってきました。今まで積み重ねてきたことを全て出し切り、ベストを尽くしてチームの勝利に貢献できるように頑張りたいと思います。

鍋谷友理枝(176センチ・27歳・アウトサイドヒッター)

「出し切る」
私自身色々なプレーが求められるポジションなので、そういった色々なことを求められながら、チームのメダルのために、ひとつでもチームに貢献していけるように、頑張っていきたなと思っています。

奥村麻依(177センチ・30歳・ミドルブロッカー)

「超越」
今までの自分を越えて挑戦していきたいという意味を込めて、この「超越」にしました。ファンのみなさまには私たちのプレーを見て、今を乗り越えて少しでも前を向いて進んでいけるように、後押しが出来るようにしていきたいと思います。

小幡真子(164センチ・28歳・リベロ)

「自分自身に挑戦」
今シーズンも日本代表に呼んでいただいたことに感謝しています。また、自分の初めての経験となるオリンピックに挑戦できることにも、本当に感謝をしています。
苦手なところも良い部分もあると思うのですが、たくさんのことに挑戦することを今シーズンの目標として頑張ってまいりたいと思います。

井上琴絵(163センチ・31歳・リベロ)

「夢を現実に 全ての経験をいかしてつかみ取る!!」
私自身ケガがあったり、2017年から日本代表として活動する中で、良い時も悪い時もたくさんありましたが、全ての経験を海外でのプレー経験も含めて、全て出し切ってメダル獲得に向けて頑張っていきたいなと思っています。

東谷玲衣奈(177センチ・21歳・アウトサイドヒッター)

「脱皮 自分の潜在能力を発揮する!!」
2度目の選出ではあるんですけど、1度目の選出ではケガですぐに帰ってしまって、ほぼ初めての代表での活動になります。
世界で戦うということよりも今は、みんなについていくことに必死なのですが、その中でも自分の持っている力を出し切れるように頑張っていきたいと思います。

山田二千華(184センチ・21歳・ミドルブロッカー)

「吸収」
まず日本で開催されるオリンピックの年に日本代表に選ばれたことに感謝し、たくさんのことを吸収して、色々経験を積んで、成長していきたいなと思っています。

関菜々巳(170センチ・21歳・セッター)

「過去の自分を超える」
この目標の意味は現状に満足せず、日々少しずつでも新しいことに挑戦しながら、成長したいという思いから、この目標にしました。
オリンピックでのメダル獲得のために、自分の良さであるミドルをいかしたトスワークで、チームに貢献できるように頑張りたいと思います。

林琴奈(173センチ・21歳・アウトサイドヒッター)

「自信と勇気」
私自身、海外チームとの試合経験が少ないですが、どんな立場でもどんな状況でも、自分に自信を持って勇気を出してプレーしていきたいと思います。

籾井あき(176センチ・20歳・セッター)初選出

「精一杯」
今自分の出来ることを精一杯出し切るという思いで、この目標を掲げました。



オリンピックへ向け、バレーボール女子日本代表「火の鳥NIPPON」の挑戦が始まった。
 

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『バレーボール日本代表 国際親善試合 ~東京チャレンジ2021~日本vs中国(男子)』
5月2日(日)19時~ フジテレビにて生中継