EU=ヨーロッパ連合は、新型コロナウイルスのワクチンを接種したことを示す「ワクチン証明書」の導入を進めることを明らかにしました。

証明書はワクチンを接種したことを示すほか、接種していない人はPCR検などの結果を示すもので、デジタル化してEU共通の仕様にします。
フォンデアライエン委員長は1日、自身のツイッターで「仕事や観光でEU内外を安全に移動できるようにすることが目的」と説明した上で、今月中に法案を提出すると明らかにしました。
技術開発などに少なくとも3カ月かかることから夏までの実用化を目指します。
証明書をめぐってはワクチンを接種することで感染が防げるか、また、ワクチンを接種できない人の差別につながるとの懸念が指摘されていますが、フォンデアライエン委員長は「証明書をどのように活用するかは各国が判断する」としています。