ハイブリッド食パンがブーム

渡邊渚アナウンサー:
続々と登場している食パンと何かを掛け合わせた「ハイブリッド食パン」。おいしさの秘密をスゴ撮しました。

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ファーストフード店の「モスバーガー」が3月12日に予約限定で「バターなんていらないかも、と思わず声に出したくなるほど濃厚な食パン」600円(税込み)の販売を開始するなど、今も人気の食パン。

そんな食パンにいま「ハイブリッド食パン」という新たなブームが来ている。

「ハイブリッド食パン」とは通常の食パン以外の材料から作り、生地に異なる食材を練り込んだ食パンのこと。

個性豊かなパンが続々登場

ローストされたピスタチオが入っていて、ペーストを練り込んだ薄い緑色が特徴のピスタチオが特徴の「hotel koé bakery ピスタチオ食パン~グリーンの霹靂~」820円(税別)。現在1人1斤までの購入制限があり、売り切れ次第販売終了。

とろっとした食感が残ったままのクリームチーズとのハイブリッド食パン「STEAM BREAD EBISU 至極のクリームチーズ♯スチパン」1800円(税別) 公式サイトから購入可能。送料別。

さらには見た目も真っ黒、中身も真っ黒。

食用の竹炭とのハイブリッド食パン「美食パン専門店GaLa チャコールブラン」550円(税別) 公式サイトから購入可能。送料別。

全国にいま続々と「ハイブリッド食パン」が誕生している。

おいしさの秘密をスゴ撮する。

埼玉県越谷市にお店を構える「ブーランジェリーヴェリテ」。

「ブーランジェリーヴェリテ」で売られているのが…

ブーランジェリーヴェリテ シェフブーランジェ・髙木誠さん:
フランスパンの生地を使った食パンです。

フランスパンとの「ハイブリッド食パン」である「ブーランジェリーヴェリテ ハードトースト」280円(税別)。オンライン(BASE)でセット購入可能。

中を見てみると一見普通の食パン。

しかし…

渡邊渚アナウンサー:
まさにフランスパンそのままです。

見た目は食パンだが、耳の部分がフランスパンのような食感、まさに「ハイブリッド食パン」。

天使の歌声が聞こえるパン

さらに…

ブーランジェリーヴェリテ シェフブーランジェ・髙木誠さん:
うちの「ハイブリッド食パン」はオーブンから出すと、天使の歌声が聞こえます。

天使の歌声とは一体何なのか。

そこでマイクをギリギリまで近づけて、パンが奏でる天使の歌声をスゴ撮。

型に入れて発酵させた生地をオーブンで約25分焼くと、ついにその瞬間がきた。

パチパチという音が天使の歌声の正体。

高温のオーブンから涼しい部屋に出した温度差で、パンの表面が急激に縮んでヒビが入るため音が鳴る。

この音が聞こえると、パンの耳がパリパリになっている証拠。

ブーランジェリーヴェリテ シェフブーランジェ・髙木誠さん:
今日の歌声は「おいしく焼けているよ」と言っています。

断面には2つの渦巻き

続いては公式サイトもしくは楽天からでも購入可能な広島県の「CUBE THE BAKERY プレミアムストロベリーCUBE」1000円(税別)。

苺のチーズケーキとの「ハイブリッド食パン」で、「あまおう」の果肉が入ったストロベリークリームやレアチーズクリームそしてストロベリージャムを食パンに練り込んでいる。

そのお味は…

渡邊渚アナウンサー:
まるでチーズケーキを食べているかのような感じです。

中身をよく見てみると、左右に2つの渦巻きがある。

CUBE THE BAKERY統括マネージャー・濱野由起子さん:
断面の美しさや左右の渦巻きにこだわって作っています。

作り方は伸ばした生地にストロベリークリームを塗り、レアチーズクリームやジャムなどをまさにケーキを作るようにトッピング。

その後くるくると丸めた生地を二つ作る。

そして型に生地を2つ並べて入れて隙間がないようにして焼き上げれば、渦巻きの完成。

渦巻きが2つの方が1つの時よりもソースやジャムがまんべんなく広がるため、より美味しく食べることができる。

新食感のクロワッサン生地

続いては東京千代田区にお店を構える「俺のBakery東京」の「ハイブリッド食パン」。

来店客A:
食パンが進化してクロワッサンと融合。進化していますね。

来店客B:
クロワッサンの層がたくさん付いているのはすごく贅沢だと思います。

それが「俺のBakery東京 クロワッサン食パン(プレミアム)」1852円(税別)。公式サイトから購入可能。送料別。

クロワッサンを掛け合わせた「ハイブリッド食パン」で、見た目もクロワッサンのように層になっている。

中身は普通の食パンとは違い、いくつもの気泡がある。

お味は…

渡邊渚アナウンサー:
クロワッサンだ。ミミはサクサクでバターがじわーっと口いっぱいに広がります。

食パンだが、クロワッサンのような食感を手に入れる秘密は作り方にあった。

そのこだわりの職人技をスゴ撮。

使用する生地はクロワッサン用の生地で、16もの層になっている。

それをくるくると巻いていき、包丁で半分にカット。

それぞれを編んで最後に捻れば、外側のほぼ全てに耳の層の元となる線が入った生地ができあがる。

オーブンで焼いて、型から取り出せば完成。

焼く前と比べてみると、きれいな層がそのままパンの表面に出ていることがわかる。

皆さんもお気に入りの「ハイブリッド食パン」を探してみてはいかが。

(「めざましテレビ」『スゴ撮』3月1日放送分より)