ワクチン接種を担当する河野太郎規制改革相が28日放送のフジテレビ「日曜報道 THE PRIME」に出演した。
今月から、医療従事者への接種が始まったものの、結果的に欧米に遅れる形となった。
番組レギュラーコメンテーターの橋下徹氏は「製薬会社は、治験データを提供する国にワクチンを優先供給する現実があるのではないか」と述べた。
これに対して河野氏は、イスラエル以外の国で、優先的なワクチン供給を受けるために、データを提供したケースはない、との見解を示した。
その上で河野氏は「むしろ日本の問題は、諸外国と比べて感染者数が桁外れに少ない。ファイザーが国際的な治験をやろうとした時、日本は対象外となった」「そこで日本政府はファイザーに依頼し、世界的に7月から始まった治験を10月からスタートし、承認にこぎ着けた」と内幕を語った。