コロナと戦う人を「靴で支援」メーカーの取り組み

米ファイザー製の新型コロナウイルスのワクチンが、医療従事者への先行接種として17日から始まった。効果が期待されるが、依然として医療従事者の負担は大きい。

そんな中、最前線でコロナと戦う医療従事者を「靴で支援する」取り組みを、レディースシューズブランド「ORiental TRaffic」を展開する株式会社ダブルエーが始めている。

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ダブルエーが2月8日~2月21日の間で展開しているのは、自社のブランド「ORTR」レディーススニーカー5万足の医療従事者への無料提供

「ニットスニーカー」「切替ジョグスニーカー」「コートソールスニーカー」の3種類のスニーカーから希望するタイプとサイズ(22.0cm~26.0cm)を選び、期間内に公式サイトのフォームから応募することができる。

この取り組みは昨年5月にも行われており、前回は1万足の提供に対し、22,804件もの応募が寄せられた。今回はその“第二弾”となる企画ということで、計5万足の提供に規模を拡大。さらに医療従事者にくわえ介護従事者も応募対象となる。

大好評だった企画だが、果たして今回の反響は?株式会社ダブルエーに、今回の取り組みについてお話を聞いた。

すでに5万件を超える応募が…

――取り組みを始めたきっかけは?

2020年5月に医療従事者支援を実施したところ、たくさんのご応募をいただきまして、今も緊迫した状況の中従事されている方々へ継続的に支援ができないかと考え、今回も実施することとなりました。


――提供するスニーカーはどう選んだ?

通勤や仕事にも履けるような軽量でクッション性のあるスニーカーを3型選定致しました。


――現在の応募状況は?

現時点(2月16日)ですでに5万件を超えるご応募をいただいております。


取り組みについて「日々治療に当たられている医療従事者の皆様に敬意と感謝を表すと共に、何か支援が出来ないかと考えた」と話すダブルエー。
前回の募集では「新しい靴を履いたり、手にすることで少しでも気分を和らげることが出来たら」と、パンプスとサンダルの2タイプの靴が提供されたが、今回は「多忙な日々の中で皆様の足への負担が少しでも軽くなりますように」と、スニーカーの提供に踏み切ったという。

応募締め切りを前にすでに5万件以上の申し込みがあるということで抽選となるそうだが、日々の業務に追われる医療・介護従事者から大きな反響があったようだ。

応募者「苦しい状況の中で気持ちが晴れた」

提供される3タイプのスニーカーだが、4色展開の「ニットスニーカー」は伸縮性のあるニット素材でできており、軽いソールと高反発の中敷きで履き心地の良いタイプ。

ニットスニーカー

2色展開の「コートソールスニーカー」は合成皮革と牛革製で、深めの履き口になっている。

コートソールスニーカー

3色展開の「切替ジョグスニーカー」は中綿入りで柔らかく、凹凸のあるソールで滑りにくい構造になっているという。

切替ジョグスニーカー

これら3タイプのスニーカーは、通常の販売価格はすべて5,000円(税別)。応募期間終了後順次発送され、1、2カ月程度ですべての当選者に届けられる予定だという。


――前回の取り組みには、どんな声が寄せられた?

ご応募者さまからは感謝の声や「コロナで苦しい状況の中、少しでも気持ちが晴れた」というようなお声も頂き、少しでも医療従事者の方へ支援させていただけたのかなと感じております。


――今後もこのような取り組みは続ける?

今回と同様の内容かは不明ですが、今後も何か検討していきたいと考えております。

続くコロナ禍で日々大きくなっているだろう、医療・介護従事者の負担。
靴メーカーらしい「靴から支援」という取り組みを紹介したが、今後このような様々な角度からの支援が広がっていくことを期待したい。

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