福島県で開催された「全日本サーフィン選手権大会」で好成績を収めた高知県東洋町在住の4人のサーファーが、長﨑正仁町長を表敬訪問した。
今年で60回目の同大会は、アマチュアサーファーの日本一を決める最大規模の大会だ。南相馬市の北泉海岸には8歳から79歳まで、全国の予選を勝ち抜いた約1500人が集結した。
全日本の舞台で結果を残した4人のサーファー
「優勝はゼッケンイエロー、一楽弘徳選手。おめでとう!」
ショートボード男子シニアクラスで優勝したのは、東洋町でサーフショップを経営する一楽弘徳さん(42)だ。
さらに男子ジュニアクラスでは金沢太規さん(20)が、女子グランドマスタークラスでは沼田かおるさん(66)がそれぞれ優勝を果たした。
ボーイズクラスでも宮波汰さん(16)が3位に入賞し、同じ町に住む4人が全日本の舞台で確かな成績を収めることとなった。
世代を超えてこれほどの成果が出た背景には、町全体でサーフィンに親しむ環境がある。
海と共に生きる「サーフィンの町」の挑戦
東洋町は、人口約1900人の小さな町だ。
表敬訪問を受けた長﨑町長は、「このちっちゃな町から4人も入賞者が出るというのは本当に誇らしいかぎり」と喜びを語った。
町長自身も、「東洋町をサーフィンの町にしたい」という強い思いを抱いているという。
町では3年前から地元サーファーと行政が連携し、小中学校や保育園で「サーフィン授業」を導入。子どもたちが波と触れ合い、自然の中で挑戦する機会をつくる取り組みだ。
今回シニアクラスで優勝した一楽さんは、その授業の先生も務めている。
一楽さんは「ぼくは子どもたちの授業をやっているんですが、子どもたちに『一番になった』という報告ができるのがすごくうれしいですね」と語る。
町長は4人をねぎらうとともに、サーフィンを東洋町の文化として、これからも一緒に盛り上げていきたいと話した。

