“野菜ソムリエ上級プロ”で“果物ソムリエ”の堀基子さんが、旬の野菜と果物のおいしさを引き出す技を紹介する本連載。今回は、橙色が秋の到来を感じさせる「柿」。少し多めに手に入った時は、おいしい状態で保存したいもの。おいしさを保つ冷蔵・冷凍技から、追熟方法、逆に熟れすぎてしまった場合の救済レシピまで、柿をたっぷり楽しむ方法を紹介します。
文・写真=堀基子
柿がおいしい季節を迎えていますね。あなたは硬めのカリコリ食感がお好きですか?それとも完熟トロトロ派ですか?わが家は全員がカリコリ派なので、少しでも長く食感を保てるように保存しています。さっそくその方法をご紹介しましょう。
冷蔵・冷凍保存方法
まずは柿の数だけティッシュかキッチンペーパーを用意し、ヘタの大きさに合わせて4~5cm角の正方形に折り、水で濡らします。それをヘタにかぶせ、柿全体をラップで包み、冷蔵庫で保存するだけです。この方法なら約2週間は保存できます。
とりあえず冷蔵庫へ入れるだけでも、常温保存より熟すスピードが遅くなり、約1週間は日持ちします。
逆にまだ青い柿を早く熟させたいときは、りんごやバナナなど追熟を促進するエチレンガスを多く放出する果物と一緒にポリ袋に入れて、常温で保存します。
柿をたくさん入手して、上記の冷蔵だけでは消費しきれないときは、冷凍保存がおすすめです。柿の皮をむき、8等分に切り、食品用ジッパーバッグに重ならないように並べて冷凍しておくと、食べたい分だけ取り出せます。
また、丸ごとラップで包んで冷凍した柿を、室温で10~15分ほど解凍し、包丁でヘタの少し下で上部を切り落とせば、半解凍をスプーンですくってスイーツ感覚で楽しめます。

