呼吸の状態の確認をしよう
呼吸のエクササイズを始める前に、呼吸のアセスメントをしてみましょう。自分の呼吸がどのような状態になっているかなんて意識したことがない人も多いでしょう。
だからこそ、アセスメントによって呼吸の状態を把握し、エクササイズにどれくらい効果があったのかを確認する必要があるのです。
(1)まず、椅子に深く腰かけ、骨盤を立てて座ります。
(2)両手で自分の肋骨を触り、息を吸って、息を吐いてみましょう。
(3)すると、呼吸にあわせて胸郭がどのように動くかがわかるはずです。
呼吸の自由度は、横隔膜がきちんと動いているかどうかで判断します。私たちトレーナーはみぞおちを観察することで横隔膜の動きを見ますが、自分ではなかなかわかりません。ですから、アセスメントでは呼吸したときに肋骨がどれぐらい広がるかを確認しましょう。
横隔膜の動きを感じ取る
息を吸うときに肋骨がしっかりと上がっている人は、空気をたっぷり吸い込む力があります。
横隔膜の動きは目で見ることはできませんが、「動きを感じよう」とすることが大事です。
頭の中で「今、息を吸っているから横隔膜がへこんでいっているな」「息を吐いているからドーム型に盛り上がっているんだな」とイメージを持って呼吸を続けると、横隔膜が動いている実感が得やすくなります。
息を吐きながら肘を回す
呼吸のエクササイズは、椅子に座るか、あお向けになって寝る姿勢で行います。というのも、立った姿勢でやると骨格がゆがみやすく、横隔膜が正常に広がらないことがあるからです。
初めはまっすぐな姿勢で立っていたとしても、エクササイズをしているうちに次第に片足に体重をのせて立ってしまうことも多いのです。
ここでは、肘を回しながら呼吸を連動させるエクササイズをやります。まずは椅子に座った状態で行い、やり方をマスターしてから、床にあお向けになって行います。
呼吸するときには、横隔膜のほか、肋間筋、斜角筋、胸鎖乳突筋、腹筋群、そして骨盤底筋群などの筋肉が一緒に動きます。エクササイズでは、これらの筋肉を意識して動かすのがポイントです。

