開店前からできた行列…目当ては、福井県の高校2年生5人が考案したご当地ラーメンだ。赤いトマトスープにたっぷりのチーズがかかった一杯で、販売開始からわずか30分で用意された30杯が完売した。「福井にはご当地ラーメンがない」という気付きからスタートしたこのプロジェクトで、生徒たちは"全国の人を笑顔にする一杯"を目指す。
「福井にはご当地ラーメンがない。じゃあ作ろう!」
福井県立羽水高校2年生の5人がご当地ラーメン作りへと動き出したきっかけは―
「福井の魅力を広めようと考えたときに、ご当地ラーメンがないなと思った」とメンバーの1人、広浜さんは語る。
全国各地には地域を代表するラーメンが存在するが、福井にはそれがない。ならば自分たちで作ろう、という着想だ。
白いチーズがたっぷり…福井らしさを表現
完成したラーメンは「ふくいホワイトつるつるいっぱいラーメン」。「つるつるいっぱい」は福井弁でこぼれそうなほど…という意味合い。
スープはトマトをベースにした鶏白湯で、仕上げには地元で作られているチーズがたっぷりとかかっている。メンバーの村瀬さんは「チーズが降りかかっていく様子が、福井の冬に雪が降っている様子に似ているなと思って」考案したという。
使っているのは、越前そばからとれた乳酸菌で福井県立大学が開発したチーズ「越ノ白雪®」で、実験結果によると脂肪燃焼効果や睡眠の質の改善など様々な効果が期待できるという注目のチーズだ。
「福井の代表的なラーメンにして、全国の人を笑顔に」
生徒らのアイデアを形にしたのは、人気ラーメン店「鶏っぷ」の店主・竹本隼さん。仕上がったのは、トマト酸味とチーズのコクが感じられる一杯だ。
試食した客からも「うまい」「めっちゃうまい」という声が上がり、用意された30杯は開店からわずか30分で完売した。
今回は1日限りの企画だったが、生徒たちの視線はその先を向いている。

「福井の代表的なラーメンにして、全国の人たちを笑顔にできるようにしたい」
今後、継続的な販売に向けて生徒らのさらなる挑戦が続く。

