富山市内の郵便局に勤務していた日本郵便の元社員が、約9年間にわたり郵便物25通を自宅や自家用車に隠していたことが明らかになった。元社員は「居住確認が面倒だった」と話しており、日本郵便北陸支社は元社員を懲戒解雇とし、警察に被害届を提出している。
富山南・富山北郵便局に勤務、2017年から今年まで隠蔽

懲戒解雇となったのは、富山南郵便局と富山北郵便局に勤務していた50代の男性元社員。2017年から2026年までの約9年間にわたり、配達や差出人への返還が必要な郵便物25通を、自宅や自家用車などに隠していた。
発覚のきっかけは今年6月、元社員が配達業務と並行して担っていた「営業活動」について、客から問い合わせがあり、社内調査を進めるなかで郵便物の隠蔽が明らかになった。
「居住確認作業が面倒だった」と説明

元社員が隠していたのは、宛名の人物がその住所に実際に居住しているかどうかを確認する「居住確認作業」が必要な郵便物だった。元社員はこの作業を「面倒だった」と話しているという。
日本郵便北陸支社によると、元社員は「勤務態度に問題はなかったものの、周りの従業員からはミスが多かったと聞いている」とされている。
懲戒解雇・被害届の提出、差出人へは個別に謝罪

日本郵便は元社員を先月24日付で懲戒解雇とし、警察に被害届を提出した。差出人には個別に謝罪しており、今後は差出人の意向を確認しながら対応するとしている。
日本郵便は「社会的・公共的役割を担い、信用を第一とする会社として、このような事案が発生しお詫び申し上げます」とコメント。「必要かつ適切な再発防止策を講じるとともに、コンプライアンス指導の徹底に努める」としている。
(富山テレビ放送)

