国会では7日から各党の代表質問が始まりますが、簗農林水産大臣の「予算カット」発言をめぐって、波乱含みの国会審議となりそうです。
6日も陳謝に追われた簗農林水産大臣。
「予算カット」発言を巡っては、衆院選で簗大臣を支援しなかった首長の自治体の道路予算が減らされていて、野党側が「行政がゆがめられた」と反発しています。
簗農林水産大臣:
(Q. 不支持だった自治体で減額されていた。大臣の働きかけがあったか?)私からの働きかけはございません。(予算は)国交省において適切に判断されている。
その国土交通省は6日の夕方、簗大臣の発言をめぐる調査結果を発表しました。
国交省担当者:
(簗氏とやりとりした本人は)「当時のやりとりははっきりとは覚えていないが、はっきりと覚えていないくらいなので、働きかけや圧力を受けたことはなかったと思う」と。
国交省は、予算成立前の2026年2月中旬ごろに、簗大臣から栃木・那須烏山市と那珂川町の2026年度の配分額に関して、問い合わせがあったことを明らかにしました。
しかし、このやり取りについて国交省の幹部は「働きかけや圧力はなかったと認識している」と話したということです。
一方で、実際の道路予算額が那須烏山市が実施する事業では、前年度比26.2%減、那珂川町では54.1%減少したと明かした上で、前年度に対して予算が50%未満になることは「特殊な例ではない」と説明しました。
簗大臣の選挙区である栃木3区の他の市や町についての問い合わせは、確認されていないということです。
国交省の発表をうけて、民主改革の会の階幹事長は「官僚と政治家が接触したときには、官僚側で記録を残しているはずだと思う。働きかけがなかったと『思う』という極めて曖昧な言い方なので、記録としてどうなっているのかを拝見しないとまずいなと」と述べました。
また、国民民主党の玉木代表は国交省だけでなく「全省調査をやるべきだ」と主張し、自民党と役所の関係に切り込む構えです。
「予算カット」発言をめぐる野党の批判は収まらず、7日からの高市総理大臣への代表質問は波乱含みとなりそうです。
