警報級の高波に警戒が必要です。
日本の近海でトリプル台風が発生しています。
台風が相次ぐ中、新米の収穫時期を迎えた田んぼでは、ある深刻な被害が出ています。
6日午後2時半ごろの静岡・熱海市で、海岸線を走る熱海ビーチラインを襲った高波。
すさまじい波しぶきが砕け散ったあとには虹が。
この高波の影響で、熱海ビーチラインは現在、全線で通行止めとなっています。
日本の東の海上に発生しているトリプル台風。
千葉県や東京の小笠原諸島など、太平洋沿岸では波浪警報が出るなど高波への警戒が続いています。
大きな波が岩場を激しく打ち付けていた、6日正午ごろの千葉・銚子市の犬吠埼。
波浪警報が出され、強い風が吹いていて、海を見てみると白波が打ち寄せていました。
列島の東の海上に発生したトリプル台風の影響で、太平洋側の広い範囲で高波が発生するなど大荒れに。
犬吠埼を訪れた人たちは、吹き荒れる強風に耐えながら観光を楽しんでいました。
6日の首都圏は、群馬・桐生市で30度まで気温が上がり、10月の真夏日となるなどポカポカ陽気に。
季節外れの暑さとなり、街の人からは「久しぶりに暑さで大変、朝晩が寒くて。ちょうど今暑い日で、日傘を差さないと」と、寒暖差に悲鳴が。
一方、このポカポカ陽気に期待を寄せていたのが紅葉の名所、栃木県の日光です。
豪快な水しぶきを上げ、流れ落ちる華厳の滝の絶景に驚く声。
一方で、周囲の木々の紅葉については、「あまり紅葉してないかなって感じなんですけど、まだもうちょっと先かなって感じがします」といった声が聞かれました。
日光周辺では、長雨や日照不足が続くなどの影響で紅葉に遅れが出ていました。
標高の高い戦場ヶ原展望台へと移動すると、山々が黄色やオレンジ色に少しずつ色づいている様子が見られました。
鮮やかな紅葉が進むポイントとなるのが、寒暖差。
地元では、6日のポカポカ陽気で紅葉が深まることに期待を寄せていました。
三本松茶屋・鶴巻正男さん:
(今月)10日過ぎると良くなるんじゃないですか。一番いいときは15日過ぎになるかな。
一方、この秋関東を襲った長雨の影響で、新米の収穫時期を迎えた米農家では初めての事態が起きていました。
コメ農家・城之内寿美男さん:
これがコシヒカリですね。完全に完璧に“刈り遅れている”んですよ。
本来ならば、9月中旬に収穫されるコシヒカリが手つかずに。
田んぼにはいまだ水が残り、ぬかるんだ状態で、ベテラン農家の城之内さんですらバランスを崩すほどのぐちゃぐちゃの状態です。
コメ農家・城之内寿美男さん:
普通は稲刈りにこんな長い靴履いてこないですよ。(普段なら)スニーカーで大丈夫な状態。こんなの初めてですね。
“初めて”という、長靴でのぬかるんだ田んぼでの稲刈り。
長雨の影響で、稲穂にも異変が…。
コメ農家・城之内寿美男さん:
これ見てくださいよ、これ。発芽しちゃってるでしょ。ほら、芽が出てる。こういうのを被害粒といって、等級落ちの原因なんです。
収穫前の稲穂に水がつかり、芽が出てしまう“穂発芽”という現象が発生。
出荷するコメの等級が下がる他、出荷量自体も1割ほど減るなど甚大な被害が。
コメ農家・城之内寿美男さん:
がっかりです。こんなに手こずった年はないですよね。
日本の東の海上に発生しているトリプル台風。
10日からの3連休は関東から東北の太平洋側で高波が続く恐れがあり、行楽地などに出掛ける際には最新の進路に警戒が必要です。
