去年のコメ価格高騰から一転、今年は在庫増加で価格が下落。JAグループ佐賀が発表したコメ農家に支払う前払い金「概算金」は去年の半額近くまで下がり、「最低保証額」も今年は見送りとなった。
主力のコメ 去年の“半額”近くに
「概算金」とはJAがコメを買い取るときに農家に一時的に渡す前払い金。JAグループ佐賀は9月18日、佐賀県内の概算金の価格を明らかにした。

玄米60キロあたりの価格は、「さがびより」が1万6000円。「夢しずく」は1万5000円。「ひなたまる」は1万4000円。それぞれ去年の半額近くまで下落し、1万4000円ほど安くなっている。

また、もち米の「ヒヨクモチ」は1万9000円。酒米の「山田錦」は2万4000円。いずれも去年を下回った。
「最低保証額」も今年は見送り
「概算金」の下落の背景には、コメの在庫が積み上がり、今年の作柄も「まずまず」と平年並みが見込まれることがあるという。

また、去年の価格高騰で安定してコメを供給するために始まった「最低保証額」も今年は見送りとなった。

新米の価格低下も懸念される中、不安定な相場に不安を抱くコメ農家も多く、今後の農政の在り方が問われている。

