「森の妖精」とも呼ばれるとても珍しい生き物が大分県で見つかりました。 

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超貴重!「森の妖精」が大分で見つかる

11月13日の午前10時ごろ、大分県日田市で撮影された映像には、元気に動き回る小さな生き物の姿が。リスのようにも見えますが、実はこれ、「ニホンヤマネ」という国の天然記念物。別名「森の妖精」とも呼ばれる、なかなかお目にかかれないとても貴重な生き物が、日田市の工場のカゴの中で偶然目撃されたのです。

ニホンヤマネとの遭遇が珍しい理由は、大きく二つ。まず基本的に夜行性で、さらに冬眠もするので、日中人前に現れるのはとても珍しいこと。

個体によっては、半年以上冬眠を続ける個体もいるそうです。

約5000万年前から存在!?「冬眠方法」に秘密

さらに、ニホンヤマネにはこんな別名が…

約5000万年前から地球に存在するとされ、「生きた化石」とも言われているのです。
しかし、なぜこんなに長い間、絶滅せずにこられたのでしょうか?

天敵から身を守る秘策は、冬眠時にありました。ヤマネは冬眠する際に、体温を通常時の約36℃から徐々に下げていき、0℃近くまで落とすことができるのです。その結果、熱などで獲物を関知する天敵のヘビなどに気付かれにくくなるのです。

それだけではありません。天敵からヤマネを守ってきた特性がもう一つあります。

それは「半年近く同じ姿勢で眠り続けられる」こと。この特性から、動く獲物に反応するキツネなどに見つかるリスクが減り、身を守ることが出来ているのです。

稀に“二度寝”も…ニホンヤマネの冬眠法

では実際、どのように冬眠をしているのでしょうか?

清泉寮やまねミュージアムより

ニホンヤマネは、外気温が7℃くらいになると冬眠を始めます。冬眠場所は枯れ葉がある土の中や、枯れ木に穴を掘り木の繊維を身にまといながら眠る事も。通常のヤマネはここのまま半年間寝続けるのですが、ごく稀におっちょこちょいのヤマネがいます。

清泉寮やまねミュージアムより

風が吹き込む場所で寝てしまったヤマネは、気温が-7℃くらいまで下がると寒さで目を覚まし、より暖かい場所を求めることになります。
新たに見つけた暖かい場所で二度寝することになるのです。

なぜ、0℃の体温で生きていけるのか、同じ姿勢で半年間寝続けられるのかなど、まだ詳しいことは分かっておらず、ナゾの多い生き物「ニホンヤマネ」。週末には今シーズン一番の寒気が流れ込みそうなので、ヤマネのように上手に暖かい場所を探して過ごしましょう!

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(とくダネ!『あまダネ!』11月26日放送)