9月17日、第2次高市改造内閣が発足した。木原官房長官ら8人が留任し、政権の骨格を維持しつつも、日本維新の会からの初入閣や、自民党派閥の裏金事件で党の処分を受けた議員の起用が注目を集めている。同じ日、野党でも大きな動きがあった。結成からわずか8カ月で分裂が決定的となった中道改革連合から、立憲民主党出身の議員が新たに「民主改革の会」を設立したのだ。与野党が揺れ動くなか、鹿児島の県民はこの政界の動きをどう受け止めているのか。
「消費税を下げるなら少しは」――内閣改造への県民の声
新内閣に対して、県民の評価は複雑だ。50代は「とりあえず消費税率を下げるということで少しは評価する」と一定の期待を寄せる一方、30代は「最近評判も落ちているのと政策も最近は首をひねる部分があるので、もう少し頑張ってほしい」と注文をつけた。

裏金問題で処分を受けた議員が大臣に起用されたことについても、県民の反応は厳しい。80代は「とても良くないと思います。『みそぎは受けた』と言うが、全国的に見たらそんなことではないと思う」と語気を強めた。一方、20代は「今後クリアな政治をしてくれたらいい」と、前を向くような言葉を残した。
鹿児島県関連では、比例九州ブロック選出の保岡宏武衆議院議員が農林水産政務官に選ばれたことも今回の内閣改造における注目点だ。
野党も揺れる――鹿児島の議員はどう動いたか
野党側でも、鹿児島ゆかりの議員がそれぞれ異なる判断を下した。
2026年2月の衆院選で鹿児島3区から中道改革連合として出馬し当選した野間健衆議院議員は、新党「民主改革の会」への参加を決めた。野間氏は「残念ながらそれ(中道改革連合)が総選挙で有権者から『NO』を突きつけられた。リベラル勢力はもとより穏健な保守も含めて強権的な政治と戦う塊をつくっていかないと」と、新党結成の意義を語った。
一方、同じく中道改革連合から出馬した元衆議院議員の川内博史さんは、18日に会見を開き、新党には加わらず立憲民主党に復党する考えを明らかにした。川内さんは「『民主改革の会』には参加せず、立憲民主党の鹿児島県連一党員として復党する。理念政策での明確な対立軸を打ち立てることが多くの国民の思いに応えることになる」と述べた。
「野党はまとまってほしい」――県民が望む政治の姿
野党の分裂劇に対しても、県民からは率直な声が上がった。30代は「野党だけでばらつくと与党の意見が通っていい話ができないと思うので、野党は野党でまとまってほしい」と訴える。また50代は「政党交付金がそのまま払われるんですよね。それはどうかなあと」と、税金の使われ方を心配する声も聞かれた。
秋の臨時国会を前に、与野党ともに大きな動きが続く政界。私たちの暮らしに直結する政策がどう動くのか、引き続き注視していく必要がありそうだ。

