気象庁は18日、北陸地方を対象とした3カ月予報と寒候期予報を発表した。10月から12月にかけての気温は平年より高く、「暖かい秋」となる見通しだ。さらに冬(12月〜2月)もエルニーニョ現象の影響で暖冬傾向が予想される。しかし、近年は急に強い寒気が入って局地的に大雪になることも多く注意が必要だ。村田光広気象予報士が解説する。
暖かい空気に覆われ、本格的な秋の訪れは遅く
気象庁が発表した3カ月予報によると、北陸地方の10月から12月にかけての気温は平年より高い見込みだ。降水量は平年並みの予想となっている。
暖かい空気に覆われるため、本格的な秋の訪れが少し遅い状況となりそうで、秋の深まりはゆっくりになる見込み。つまり、紅葉の進みや気温の下がり方も例年より緩やかになる可能性がある。衣替えのタイミングも従来より遅めが良さそうだ。
続いて、12月から2月を対象とした寒候期予報によると、北陸地方の気温は平年より高く、降雪量は少ない予想となっている。
この暖冬傾向の背景にあるのが、現在発生しているエルニーニョ現象である。エルニーニョ現象とは、南米ペルー沖の海面水温が高くなる気象現象で、発生すると、冬の寒さが長続きしにくくなるとされており、その結果として暖冬になり、降雪量が少なくなると予想される。
「油断はできない」局地的大雪のリスク
ただし、暖冬といっても、近年は急に強い寒気が入り局地的に大雪になることも多い。全体的に気温が高い冬であっても、一時的に強烈な寒波が南下し、短期間に集中した大雪が降るケースが増えている。
このため、タイヤ交換や除雪道具の準備など、冬への備えは例年通り行っておくことが重要だ。

