8月に発生したネパールと中国の国境付近での大規模な土石流被害から2週間。被災地を訪れた新潟に暮らすネパール人が悲惨な現状を語った。故郷で目にしたのは、災害の爪痕が残る、変わり果てた町の姿だった。
新潟に暮らすネパール人 被災地の現状語る「町が全部なくなった」
「ハリウッドの映画みたいに車も全部ひっくり返っていて、家も流されて、町ごと消えて。これは見ていられない状態」
こう話すのは、新潟に暮らすネパール人のスナルディパクさんだ。
8月26日、ネパールと中国の国境付近で氷河の崩落をきっかけに発生した大規模な土石流。
大量の土砂が人や建物を飲み込み、町の姿は一変した。

故郷の状況を自分の目で確かめたいと、被災地へ向かったスナルさん。
「今ビドゥールというところに来ている。ビドゥールはとても大きな町だが、その町は全部なくなっている」(現地でのスナルさん)
橋も流され…川の向こう岸にある病院へゴンドラで移動
そこで目の当たりにしたのは、災害の大きな爪痕だった。
「橋があった、ここに。橋が2つあって、橋も全部流れちゃった。『私の家はこれだった、家がない、消えた。どうすればいいですか』と泣いていた」

土砂が流れ込み、川が氾濫。橋がない場所では、ワイヤーロープに吊り下げられた簡易的なゴンドラで川を渡っていた。

川の向こう岸にある病院に行くにはゴンドラに乗るしか術がなく、長い列ができていた。
ネパール復興へ「助け合わないといけない」
「協会としても人間としても自分の国だし、できる支援をしたいと思っている」と話すスナルさん。

現状を知ったスナルさんなど海外在住ネパール人協会は復興を後押ししたいとネパール政府に1000万円を寄付。食料品や日用品も現地に届けたという。
「これからもっと復興するために我々みたいな架け橋。日本、ネパールお互いのために架け橋となる仲間で集まって、お互い助け合わないといけない」

スナルさんは復興を願い、新潟市中央区で経営するカレー店で募金を呼びかけている。

