水災や地震などで自宅が被災した際に備える火災保険と地震保険。実は地震保険は火災保険とセットでなければ加入できないことや、火災保険で補償される範囲を正しく理解していますか?また、保険金を請求する際にも注意したいポイントがあります。ファイナンシャルプランナーの高山一恵さんに解説してもらいました。
熊本県での地震の被害に続き、千葉県、石川県、富山県でも想定を超える豪雨に見舞われ深刻な浸水被害がありました。被災された皆様に衷心よりお見舞い申し上げます。
今回の地震や浸水被害などでも持ち家が被害にあった方は少なくないようです。熊本県によると、令和8年熊本地震による住宅被害は6万3000棟を超えたとのこと(9月3日時点)。改めて住宅が被害にあった場合に補償される保険と保険金を請求する際に気を付けておきたいことを解説します。
地震保険は火災保険とセットで加入
自然災害などにより、住宅や家財に生じた損害を広く補償してくれる保険といえば「火災保険」です。
火災保険は、火災での被害しか補償されないと思いがちですが、以下のような自然災害の多くが火災保険でカバーされます。
・火災・落雷・破裂、爆発
・風災・雹(ひょう)災・雪災
・水漏れ
・騒擾(そうじょう)・集団行動等に伴う暴力行為・破壊行為
・盗難
・水災
・日常の不測・突発的な事故による破損・汚損
今回の千葉県や石川県、富山県のような大雨による洪水被害の補償は契約内容によりますが、火災保険でカバーされます。
一方、地震による被害は火災保険ではカバーされません。加えて地震保険は単独で契約はできず、火災保険とセットで契約します。自然災害に加えて、地震にもしっかり備えておきたいけれど火災保険しか入っていないという場合は、火災保険は契約期間の途中からでも契約できるので、火災保険に加入するときに地震保険に加入していなかったという方でも大丈夫です。

