7月28日午後4時27分ごろ、熊本県で最大震度7、マグニチュード7.1の地震が発生。
2分後の午後4時29分に、震度5弱を観測。午後5時8分、午後7時3分にも震度5弱を観測。
29日午前8時までに、震度4が11回、震度3が32回と、断続的に揺れが続いています。

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東京大学地震研究所の笠原順三名誉教授に解説していただきました。

10年前の熊本地震と今回の地震

MC設楽統:
非常に(地震)多い気がするんですけど?

東京大学地震研究所 笠原順三名誉教授:
10年前の熊本地震の場合は非常に活動が長く続いて大きな地震が結構起きたんですけど、今回はきょうあたりになってかなり少なくなっています。

堀池亮介アナウンサー:
10年前に起きた熊本地震、そして今回の令和8年熊本地震、2つを比較して見ていきたいと思います。

【平成28年熊本地震 2016年4月】
・最大震度 14日…7(M6.5) 16日…7(M7.3)
・深さ 14日…11km 16日…12km
・発震機構 横ずれ断層型
・震度5弱…3回 5強…1回 6弱…1回 6強…1回 ※発生から12時間以内

【令和8年熊本地震 7月28日】
・最大震度 7(M7.1)
・深さ 16km
・発震機構 横ずれ断層型
・震度5弱…3回 ※発生から12時間以内

堀池アナ:
今回の地震と10年前の熊本地震、発震機構を見ていくと「横ずれ断層型」どちらも同じメカニズムということです。

設楽:
今回と10年前の地震は似ているんですか?

東京大学・地震研究所 笠原順三名誉教授:
震源が浅いところと横ずれ断層型とか、かかっている力。南北に引っ張っているような九州を引っ張っている力の場、これは非常にそっくりです。
ただ、地震活動の推移から言いますと、10年前の地震に比べて今回はかなり急激に少なくなっているという感じですね。

堀池アナ:
この熊本地震だけではなく、全国的に見ると地震が多いなというような印象があるかと思います。

【今年発生した大きな地震】
1月6日    島根県東部 震度5強(M6.4)
4月18日 長野県北部 震度5強(M5.0)
4月20日 三陸沖 震度5強(M7.7)
4月27日 十勝地方南部 震度5強(M6.2)
6月25日 岩手県沖 震度6強(M7.2)
6月26日 山梨県東部・富士五湖 震度6弱(M5.6)

堀池アナ:
なぜ全国的に起きているのでしょうか?

東京大学地震研究所 笠原順三名誉教授:
それぞれ起こる原因が違いますけれども、一つは太平洋プレートフィリピン海プレートが日本の下に沈み込むというようなことによって起きていると。しかし全体としては地震の活動が非常に活発ですね。

地震への備え

堀池アナ:
ということですので、日頃からの備えというのを改めて確認していただきたいと思います。

天達武史気象予報士・防災士:
特にこれから熊本は今回と同じくらいの規模の地震がまだ1週間は心配だということで、備えということを考えていただければと思います。
大変な状況だと思います。まず、お休みになるときに、周りに危険なもの倒れてくるものがないか確認しておいてください。
あとはすぐに身支度して出かけられるように靴は用意しておいたほうがいいと思います。
それから、非常用の持ち出し袋。これは必ず自分が持って歩ける重さにしてください。途中でフラフラしてしまうと道も悪くなっている場合があります。
それと、緊急情報の取得ということで、スマートフォンとか充電をしておくのはもちろんなんですが、できればポータブル電源などがあるとあとで電気が切れた時にもライトとして使えたりするので、ある方は用意をしていただければと思います。

被災地での暑さ対策

地震への備えだけではなく、熱中症にも警戒が必要です。

天達武史気象予報士・防災士:
今週はまとまった雨が熊本はほぼありません。一週間は晴れ間が広がりまして、特に最高気温が週末からは40℃近くまで上がってきます。とにかく暑さ、強い日差しを避けてください。

例えば、水でぬらしたタオルを首に巻いてうちわであおぐ。ぬらしてないものよりも気化熱で温度を下げることができます。帽子も通気性のいい白っぽいのだと頭の温度を10℃くらい下げることができますので。できればウェットティッシュなんかも持っていただけると、これで少し日差しを避けていただく、これでも少し変わってくると思います。

(「ノンストップ!」7月29日放送)