高知県黒潮町では8月30日(日)の夜、地震がいつ起きてもすばやく逃げられるようにと一斉に夜間の避難訓練が行われました。
黒潮町の芝地区で一人暮らしをしている90歳の板山末子さん。小学生の時に昭和南海地震に遭いました。
板山末子さん:
「あれも(発生は)朝方やったけんね。親子3人で近所の人と下の田んぼまでなんとか出て朝まで夜を明かしました」
板山さんは津波から逃げるためにも、揺れで倒れないよう棚を固定したりと自分なりに対策をしています。
放送:
「黒潮町、夜間避難訓練を開始します」
この日は、黒潮町で一斉に「夜間避難訓練」を実施。
板山さんはまず、揺れから身を守ったあと用意していたリュックを背負い一時避難場所へ歩き始めました。
黒潮町の芝地区は南海トラフ地震で最大、10から15メートルの津波が想定されています。今回は地区の4割程の56人が訓練に参加し、浸水域より高い場所にある広場まで避難しました。
90歳の板山さんも懸命に歩きます。
板山末子さん:
「夜の訓練には私もさいさいはよう行かざったけど、去年はいた。ほんで今年も行てみろうかと思うてつえついてでもー」
男性:
「来たかえ?」
板山末子さん:
「なんとか来た」
板山末子さん:
Qお母さん、ようよう来ましたね
「ようよう来た、なんとか、時間かけて20分ばあかかりゃせざったろうか」
毎回参加している83歳男性:
「年取りますと歩くのも不自由になる。そんな中で、体力のチェックも兼ねて(訓練参加は)いいことだと思います」
避難に時間がかかる高齢者の数が全体の半数近い芝地区。坂本区長は「私たちにとっては毎日が防災訓練。そんな気持ちで日々備えていきたい」と話していました。
