洗ったばかりのタオルなのに、顔を拭いたら変な臭いが…なんて経験のある方も少なくないはず。その原因は、もしかすると繊維の奥に残った皮脂汚れや菌かもしれません。
四児のママとして日々洗濯に向き合う洗濯研究家・平島利恵さんに、何度洗ってもタオルが臭う原因と、簡単にできるつけ置き洗いのコツを解説してもらいます。
文・写真=平島利恵
タオルだけ臭う理由
お風呂上がり、せっかくさっぱりしたのにタオルで体を拭いた瞬間、もわっと生乾きのようなニオイが…。
あの瞬間、本当に残念な気持ちになりますよね。なんだかきれいにしたはずの自分の体まで汚れてしまった気がして…。
毎日ちゃんと洗っているのに、なぜかタオルだけが臭い。「洗い方が悪いのかな…」と落ち込む前に、知っておいてほしいことがあります。
それは、そもそもタオルはニオイがたまりやすい構造をしているということ。だから、普通に洗っているだけでは汚れを落としきれないことがあるんです。
タオルの表面は「パイル地」といって、細い糸がループ状にびっしり並んでいます。
おかげで、水をよく吸ってくれる反面、水分と一緒に汗や皮脂、あかまで絡めとって奥にため込みやすいんです。
でも実は、汗や皮脂そのものはほぼ無臭。あの嫌なニオイを生み出しているのは、皮脂の酸化や、それをエサにする菌の繁殖です。
なかでも、多くの家庭のタオルにいるモラクセラ菌という常在菌が、皮脂などを分解するときに出す物質が、あの"もわっ"としたニオイの主な原因のひとつとされています。
つまり「洗ったのに臭う」は、洗濯で菌のエサになる皮脂などを落としきれず、乾くまでの間に菌が再び増えてしまっている状態。
だから、菌のエサとなる皮脂や汚れをしっかりとリセットさせることが重要になるんです。
「つけ置き洗い」で汚れをリセット
ニオイが気になるタオルは、普段の洗濯を繰り返すだけではなかなか改善しません。繊維の奥にたまった皮脂をリセットするには、「つけ置き洗い」が効果的です。

