天井の崩落や土砂の流入により、2024年から通行止めが続く国道504号線「北薩トンネル」について、8月26日に鹿児島県庁で第4回目の技術検討委員会が開かれた。工事が必要な区間が約40mであることが判明した一方、「スケジュール的なところがまだ見えていない」と委員長が述べるなど、現時点で復旧のめどは立っていない。
トンネルで何が起きたのか
北薩トンネルは、鹿児島県出水市とさつま町にまたがる国道504号線、北薩横断道路の一部だ。2024年7月、大量の流水によってトンネル内の天井崩落と土砂の流入が確認され、以来ずっと通行止めの状態が続いている。
地域をつなぐ幹線道路が長期にわたって使えない状況は、沿線住民の生活や物流にも影響を及ぼしている。
土砂撤去は一部完了、しかし全容はまだ見えず
これまでに排水のための工事が完了し、7月からはトンネル内に流れ込んだ土砂の撤去作業が本格化している。
8月25日に行われた現地視察では、工事が必要な区間が約40mにわたることが確認された。このうち出水市側の約20mについては土砂の撤去が終わっているものの、残りのエリアはいまだに被害状況の確認ができていないという。
「スケジュールがまだ見えていない」
翌26日に開かれた検討委員会で、北薩トンネル技術検討委員会の酒匂一成委員長は現状をこう語った。
「トンネル自体への対応方法はある程度分かってきた。スケジュール的なところがまだ見えていない」

対処の方向性は見えつつあるものの、いつ復旧できるかを示す具体的な見通しは、現時点では示せない状況だ。今後も引き続き、専門家による検討が続けられる。
【動画で見る▶【北薩トンネル】復旧スケジュール見通せず 2024年から通行止め 鹿児島 】

