「朝方まで飲酒していて酒が出るかもしれないと思って逃げた」――8月4日に鹿児島市で市電と衝突する事故を起こし、車を残したまま現場から逃走した男が、道路交通法違反の疑いで鹿児島地検に送検された。
右折禁止の交差点で市電と衝突
8月4日午後2時40分ごろ、鹿児島市鴨池1丁目の交差点で、軽自動車を運転していた自称代行運転手・市川博巳容疑者(55)が右折しようとした際、直進してきた市電と衝突する事故が発生した。現場は右折禁止の交差点だった。
市川容疑者は事故後、同乗していた男女2人とともに車をその場に残して逃走。当て逃げなどの疑いが持たれている。
22日後に自ら出頭
警察が行方を追う中、市川容疑者は26日に鹿児島中央警察署へ自ら出頭し、逮捕に至った。28日には身柄が鹿児島地検に送られた。

市川容疑者は住居不詳で、本籍は広島市。警察の調べに対し「事故を起こして逃走したことに間違いない」と認めており、逃走した理由については「朝方まで飲酒していて酒が出るかもしれないと思って逃げた」と話している。
市電は鹿児島市民の日常的な交通手段であり、市街地の交差点での衝突事故は地域社会への影響も大きい。飲酒を疑われることへの恐れから逃走したとみられるこの事案は、安全意識欠如の深刻さを示している。
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