イランの最高指導者モジタバ・ハメネイ師は28日、国民に対し戦闘や外交交渉をめぐって社会を分断する行為を禁止するとの声明を発表しました。
モジタバ師は、国民向けの声明で、「より強いイランを築くためにはたゆまぬ努力と強さが必要だ」と訴えたうえで「自らの弱さを語ることは味方に不安を与え、敵を勢いづかせることになる」と注意を呼びかけました。
またインフレや失業への対応、それに物価管理などの経済政策は政府の最重要課題だと強調し、問題解決には国内生産の強化が必要だと主張しました。
さらにモジタバ師は「アメリカと戦闘再開か交渉かといった意見の対立で社会を分断してはならない」として社会の結束を損なう行為を禁止する考えを示しました。
モジタバ師としてはアメリカとの交渉やホルムズ海峡をめぐる対応が続くなか国内の動揺や対立を抑える狙いがあるとみられます。
一方、今回の声明も文書による発表でモジタバ師の映像や肉声は公開されませんでした。
