札幌市北区の北海道大学理学部で8月27日朝、大学院生がフッ化水素酸を浴びる事故があり、搬送先の病院で死亡が確認されました。救助にあたった学生2人も軽傷を負いました。
北大などによりますと、27日午前8時30分ごろ、北大理学部の建物内で大学院生1人がフッ化水素酸を被る事故が発生しました。大学院生は病院に搬送されましたが、なまもなく死亡が確認されました。
また現場にいた別の大学院生1人と学部学生1人が救助にあたりましたが、2人とも薬品により軽傷を負い病院に搬送されました。その後、健康状態に問題はないことが確認され、すでに帰宅したということです。
フッ化水素酸は強い腐食性を持つ化学物質で、皮膚に付着すると体内に浸透し、重篤な症状を引き起こすことがあります。
北大は「安全な環境の下で教育研究活動が行われるべき大学において、このような痛ましい事故により学生の尊い命が失われる事態となりましたことを重く受け止めております」とコメントしています。
大学は現在、関係機関と連携しながら事故の原因を調べており、新たな事実が判明し次第、改めて公表するとしています。なお、遺族や関係者のプライバシー保護のため、個人の特定につながる情報は公表しないということです。
警察も事故の状況を詳しく調べています。
