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上空から見た富山県氷見市の冠水被害 腰の高さほど水に浸かったコンビニ、ボートで進む救助隊 土砂崩れで道路は寸断 ブリ漁の定置網には流木が絡む|FNNプライムオンライン

上空から見た富山県氷見市の冠水被害 腰の高さほど水に浸かったコンビニ、ボートで進む救助隊 土砂崩れで道路は寸断 ブリ漁の定置網には流木が絡む

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大雨による甚大な被害が確認されている富山県氷見市。28日午前10時半頃、上空から撮影した映像には、水田や住宅地が一面水に覆われた光景が広がっていた。冠水した野球場、道路を寸断した土砂崩れ、そして定置網に絡みついた流木——被害は市内の広範囲にわたり、復旧のめどは立っていない。

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野球場もすべて冠水、来月の大会は見通し立たず

上空から確認できた被害の一つが、氷見運動公園の野球場だ。外野には天然芝が敷かれ、一般的に水はけが良いとされる施設だが、この日はグラウンド全体が冠水。水かさは深いところでひざ下まであり、管理棟にも浸水が及んでいた。漏電により照明などの電気は使えない状況で、来月6日に予定されていた大会での使用に向けた復旧も、現時点でめどが立っていない。

野球場のそばを流れる仏生寺川の影響で、周囲の広い範囲にも冠水被害が広がっている。隣接する園地区では28日も水が引かず、住民はひざ下まで水に浸かりながら周囲の状況を確認していた。復旧作業は思うように進んでいない。

「腰の高さ」まで水に浸かったコンビニ、ボートで進む救助隊

園地区から東に位置する万尾地区では、コンビニエンスストアが腰の高さほど水に浸かっていた。周囲ではボートを押しながら進む救助隊の姿もあり、被害の深刻さを物語っている。幹線道路も冠水しており、隣を流れる万尾川との境がわからないほどの状況だ。

川崎・湖光地区ではほとんどのエリアが浸水。上空からはそのほぼ全域が水に沈んでいる様子が確認できた。

土砂崩れで道路寸断、介護施設の職員は徒歩で出勤

氷見市余川地区では土砂崩れが発生し、道路が寸断された。土砂崩れが起きた場所の手前には車両が複数台駐車されており、その先には介護老人保健施設がある。車で施設に上がることができないため、職員は土砂崩れの現場を歩いて越え、出勤している状況だ。施設の関係者は「食材や衣類などの物品を運ぶことができずに困っている」と頭を抱えている。

阿尾地区では土砂崩れにより住宅が倒壊した。上空からは、土砂とともに倒木が屋根にのしかかるように倒れている様子が確認できた。

ブリ漁の定置網に流木が絡む、漁業への影響も懸念

市内を流れる上庄川は28日も茶色く濁り、水かさが増したまま海へと大量の濁水が流れ出ていた。沖には、氷見市が「ひみ寒ぶり」で知られるブリ漁の定置網が設置されているが、そこに流木が絡みついているほか、係留されていたとみられる小型船も絡んでいることが確認された。

定置網が破れるような被害があれば、地域の基幹産業である漁業への影響は大きい。氷見市では、定置網の被害状況についてこれから把握するとしており、今後の調査結果が注目される。

上空から見えてきたのは、冠水・土砂崩れ・インフラの寸断が市内の広範囲に及ぶという、被害の深刻な実態だった。住民生活や地域産業への影響は計り知れず、一日も早い復旧が求められている。

(富山テレビ放送)

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