サッカー明治安田J2リーグアルビレックス新潟は8月15日、ホーム開幕戦を迎えました。詰めかけた多くのサポーターの前で目指すサッカーを体現したアルビが札幌を2-1で下し、今シーズン初勝利です。
■ホーム開幕線に約2万9000人のサポーター
お盆休み中の15日、ホーム開幕戦を迎えたアルビ。デンカビッグスワンには多くのサポーターの姿が。
【サポーター】
「これだけお客さんも入っているので、今後のJ1に向けてのアルビのスタートが切れればなと思っている」
【サポーター】
「ホーム開幕戦であるきょう、一気に勢いをつけてほしい」
【サポーター】
「仁君が右サイドを切り裂いて、彼は絶対にやってくれる。絶対勝つぞ!愛してる新潟!」
スタンドを埋める約2万9000人のサポーターたち。
【シマブクカズヨシ選手】
「入った瞬間から鳥肌が立つような雰囲気をつくってくれて、自分たちはやるしかない、勝つしかないという気持ちで入った」
■「迷ったらGO」今季初ゴールで先制!
迎え撃つのはアルビを支え続けた元キャプテン、堀米要する北海道コンサドーレ札幌です。序盤から攻守にわたり気持ちの入ったプレーを見せたアルビ。
前半6分にはクリアボールに反応した若月がゴール前まで持ち運び、体制を崩しながらシュート。中盤でボールを奪われピンチを招いても舞行龍が気迫のスライディング。
そして、この日選手たちが体現したのが…
【船越優蔵 監督】
「矢印は常に前に、迷ったらGOという話をいつもしている」
ゴールへと向かう姿勢です。
前半17分、大西がボールを奪い、カウンターを仕掛けると若月がゴールを目指しドリブルで前進。ペナルティエリアで倒されPKを獲得します。
若月の放ったシュートはゴールキーパーに弾かれますが、ここに飛び込んだのが奥村でした。
【奥村仁 選手】
「もしかしたら来るのかなと思って狙っていたら、そこに来たのでラッキーだった。よかった」
アルビの今シーズン初ゴールで先制に成功します!このまま勢いに乗りたいアルビでしたが…
【船越優蔵 監督】
「僕からしたら100%やってはいけないプレー。トライ(挑戦)じゃないと思う」
船越監督が厳しく指摘したのが、前半36分のゴール前でのパス回し。
パスがずれたところを相手に奪われ、最後は堀米。同点に追いつかれてしまいます。
それでもこの日のアルビにはサポーターの後押しがありました。
【札幌 堀米悠斗 選手】
「いい雰囲気だなと思う。3万弱入るJ2のクラブはそうそうないので、相変わらずサポーターの圧もすごいなと。一段と声が大きくなった気がした」
■ホーム開幕戦勝利へシマブクのゴール!
サポーターの声援を背に、矢印を前に勝ち越しゴールを目指すアルビ。
前半終了間際には奥村が右サイドを駆け上がりクロスを上げますが、若月の足がわずかに届かず…。同点のまま試合を折り返します。
すると、後半の立ち上がり…
【船越優蔵 監督】
「得点が入るゾーンは決まっているので、そこに人とボールを入れるというところはずっとトレーニング・ミーティングでもしつこく言ってきたことだった」
舞行龍のロングボールに反応した若月がサイドでためをつくり、奥村・白井とつないで中央へクロス。これに合わせたのがファーサイドで待っていたシマブクでした。鮮やかなダイレクトボレーでリードを奪います。
【シマブクカズヨシ選手】
「クロスがよかったのと加藤選手がサイドバックなのにゴール前まで入ってくれて、相手を引き連れてくれたので、自分はしっかり当てるだけだった。加藤選手に感謝したいと思う」
【舞行龍ジェームズ選手】
「チームがやろうとしていることがしっかり2点目に見られたと思う」
人数をかけてゴールを奪いに行く全員の矢印がゴールへと向いた瞬間でした。その後は前線から集中した守りを見せます。
【奥村仁 選手】
「守備の部分で一番よかったと思うのが、前からプレスをかけて相手は蹴るだけという状況が多く、そこで後ろの選手が競り勝ったのをボランチの選手が拾う、そういうシーンが多かったので、そこはチームとして狙い通りの形ができていた」
後半19分には中盤でボールを奪い、若月・白井・奥村とパスをつなぎ、最後は再び若月。追加点こそなりませんでしたが、守備から攻撃のリズムを生み出します。
今シーズンからキャプテンを務める舞行龍も声を張り上げ、チームを牽引。体を張ったプレーでチームの危機を救います。
そして、選手・サポーターが待ちわびた試合終了のホイッスル。ホーム開幕戦を勝利で飾りました。
【船越優蔵 監督】
「2万9000近いサポーターの方が最後また勝たせてくれた。その一言に尽きる試合だったなと思う」
【舞行龍ジェームズ選手】
「勝ち点3をとれたことが今後、このチームの大きな成長につながると思っている」
今シーズン初勝利を手にしたアルビ。サポーターとともに挑むJ1昇格への戦いがここから始まります。
次節は8月22日、ホームで藤枝と対戦します。
■熊本地震の被災地支援へ募金活動も
アルビはこの日、試合開始前に熊本地震の被災地を支援するための募金活動を実施しました。
去年までロアッソ熊本に所属していた古長谷千博選手も参加。
「いち早く支援を届けたい」と古長谷選手の発案で8月2日にはクラブハウスでも募金活動を実施しています。
今シーズンはケガから復帰を目指す古長谷選手のアルビ初出場にも注目。
次節は8月22日、ホームで藤枝と対戦します。
