夏の甲子園に初出場した東日大昌平は、8月16日の3回戦で熊本代表・有明と対戦し、1対4で敗れた。堂々とした戦いぶりでベスト16入りを果たし、地元・福島に大きな熱気を届けた。

■初出場の夏、堂々とぶつかった3回戦
試合は両校のアルプススタンドから温かいエールが飛び交い、互いを称え合う雰囲気の中で幕を開けた。昌平は1回裏、主将の峯大珠(みね・たいじゅ)さんが鋭い当たりを放ち先制。ここまで2試合を投げ抜いてきたエースの照沼佑崇(てるぬま・ゆたか)さんは粘り強く投げ続けたが、8回にピンチを迎え、江井康胤(えねい・やすたね)監督は投手の白田夢真(しらた・ゆま)さんをマウンドへ送った。

白田さんも必死に腕を振ったものの、有明の勢いを止められず、昌平は1対4で敗戦。初出場でベスト16という確かな足跡を残した。

■向日葵のように、最後まで同じ方向を向いて
試合後に行われた最後のミーティングでは、江井監督が「負けが決まってからの君たちの行動や表情は誇らしい」と選手たちをねぎらった。
 小内壱晟(こうち・いっせい)さんは「楽しかったです」、猪戸さんは「応援もめちゃくちゃ楽しかったです」と話し、主将の峯さんは「皆とプレーできて幸せ者だと思う」と仲間への感謝を述べた。
 チームのスローガン“向日葵”のように、最後まで明るく、全員で夏の大舞台を楽しんだ姿が印象的だった。

■支え合う力が生んだ、昌平らしさの強さ
現地で取材を続けてきた佐々木崚汰アナウンサーは、昌平の強さの理由として「ベンチ入りできなかったメンバーの活躍」を挙げる。昌平には対戦相手を分析する“データ班”が存在し、相手チームを再現したユニフォームを手描きで作り、バッティング練習で使用するなど、独自の取り組みを続けてきたという。

また、チームを支えたのは「言葉の力」だ。練習場には「できる」「素敵だ」など前向きな言葉が書かれた紙が貼られ、江井監督は普段から読書を勧めるなど“言葉で心を整える”ことを大切にしてきた。こうした方針が大舞台でも昌平らしさを支えたと佐々木アナは語る。

51年ぶりにいわき勢として甲子園で勝利を挙げた昌平。初出場ながら堂々と戦い抜いた姿は、夏の甲子園に爽やかな風を届けてくれた。

福島テレビ
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