お盆休みを直撃した千葉豪雨。
浸水被害が相次いだ千葉市では学校にも被害が。

先週の豪雨で地下駐車場が冠水したという明聖高等学校。
週が明けた17日もまだ駐車場には水が張っている状況で、奥に止まっている車を見ると、浸水被害の深刻さを物語るように天井まで泥で汚れていました。

豪雨が発生した当時、どのような状況だったのでしょうか。

駐車していた車のドライブレコーダーの映像があります。
13日午後8時前、映っていたのは夜の暗い地下駐車場。
そして、浸水してきた雨水でセンサーが反応したのでしょうか、ワイパーが動き出します。

画面右の電気がつくと、浸水の水位が明かりに照らされ、ゆらゆらと確認することができます。
この時点で、恐らく大人のひざ付近まで水位が上昇していると思われます。

さらに、今度はハザードランプが点滅を始めました。
そして次第にハザードランプの音に混じって水が迫ってくる音が聞こえてきます。

さらに水位が上昇すると、ワイパーが水面をたたくような音がし始めます。
フロントガラスも水で揺らぎ始め、右奥の蛍光灯が点灯すると、水位は柱の半分より上まで届いていました。
すると、画面が真っ暗になり車が完全に水没しました。

明聖高等学校・花澤悟史校長:
私が来た時にはこの辺りまで水が来てましたので、こっちの車2台は見えてなかったです。水の中に埋まってました。

15日の午前中に撮影した地下駐車場の映像では、豪雨から2日経過してもまだタイヤの高さまで浸水。
車高の低い車はヘッドライトの辺りまで水位があります。
泥だらけになった車が水の中で並んでいました。

排水ポンプを2台設置し、4日目にようやく水が引いたということです。

明聖高等学校・花澤悟史校長:
足首まで(雨水が)たまったということすらないです。開校してから今までの中で一度もないです。

この豪雨では、立ち往生し走行できなくなった車約2500台が放置車両となってしまう事態に。

17日、カー用品の専門店を取材すると、冠水により車のドアを開けられない時にガラスを割って脱出するためのハンマーが、千葉豪雨の翌日には品切れとなったといいます。

A PITオートバックス東雲 チームマネージャー・羽富亮さん:
ここに鉄の突起物があるので、一点集中して衝撃が加わるので、女性の方でも割れやすいようになっています。普段は月に数個出ればいいかなっていうところですね。

水没が恐ろしいのは車だけではありません。

1階が完全に水没した八千代市の住宅。

映像では、1階の天井近くまで濁った水に浸かってしまい、スリッパやバッグなどが浮かんでいました。

撮影者:
2階まで避難してきました。これ今、階段の踊り場付近です、ここまで水かさが上がっています。これが今、玄関のもうドアの上まで来ています。もう全滅ですね、1階は。

被害があった地域では復旧作業が続いています。
ここからは、千葉市から室岡大晴キャスターが中継でお伝えします。

室岡大晴キャスター:
千葉市内にある高校です。この地域、私のひざ上辺りまで水が冠水したということです。
さらにこちらの高校、地下駐車場という構造になっていて、非常に水が入りやすく、そしてたまりやすくなっています。
先日の豪雨では、駐車場に止まっている車が全て浸かってしまうほどの高さまで水位が上がったということです。
さらにこちらの高校にある排水ポンプが故障してしまって、排水機能が滞ってしまいました。
業者に頼んでもなかなか手配できず、ようやく何とか卒業生に頼んで排水ポンプを手配し、ようやく今日(17日)の昼前に排水が完了したということです。
そしてこちらには、部活動の道具、そして教材などが積まれていて、かなり大きな被害を受けてしまっています。
さらに今日の取材で、近隣の住民にも話を聞きました。
水、電気、ガス全て止まってしまっていて、今、ホテル暮らしをしているということです。
そのホテル暮らしがいつまで続くか分からない、さらにはそのホテル代も実費で払っているということで、その辺り、かなり不安を感じている様子でした。