2026年も、山形大花火大会が山形の夏の夜を彩る。物価高などの影響で全国的に規模縮小や中止が相次ぐ花火大会だが、山形は「規模を拡大」して実施される。その意図を取材した。
(リポート)
「県体育館の西側にはステージや本部のテントなどが設営され、花火大会を前に準備が着々と進められています」
夜空を鮮やかに照らす大きな打ち上げ花火。
1979年から続く山形大花火大会は、2026年で47回目を迎える。
新型コロナの影響で2020年は中止となったが、5年前からは霞城公園を会場に行われ、山形市の夜空を彩る「夏の風物詩」となっている。
近年の物価高などの影響について、山形大花火大会を運営する実行委員会に話を聞いた。
(山形大花火大会・田村貴史実行委員長)
「花火一発一発の値段も上がっているし、会場の設営費用・警備員の費用も全体的に上がってきている」
打ち上げ花火代は2025年より2割ほど値上がり、パイプ椅子・仮設トイレなどの設営費は3割ほど値上がりしているという。
全国的にみても、中止や規模を縮小する花火大会も多いが…。
(山形大花火大会・田村貴史実行委員長)
「物価高騰のあおりを受けつつも、私たちができる範囲で今回は“規模拡大”で頑張っている」
帝国データバンクによると、2026年、夏に開催される国内の主要な106の花火大会のうち、約8割の84の大会で有料観覧席を導入。
このうち半数以上の45の大会で席の値上げをしている。
その一方で…。
(山形大花火大会・田村貴史実行委員長)
「私たちは値段を上げるのではなく席を増やしたり、例年よりも1500人ほど多い来場者数を見込んでいる」
2026年の花火大会は、やまぎん県民ホール・県民ふれあい広場など従来の観覧エリアに加えて、南大手門のさくらの園エリアと県体育館の駐車場に新たに有料観覧席を設けるなど、規模を拡大する。
1500人分の収益の増加を見込んでいる。
(山形大花火大会・田村貴史実行委員長)
「ブルーシートを敷いて座って、こちらに花火が打ち上がるのでここから見る」
有料観覧席を増やし、多くの人に来てもらうことや企業などからの協賛金を増やすことで、これまでのチケット代を値上げせずに花火大会の運営費を維持していきたい考え。
(山形大花火大会・田村貴史実行委員長)
「みなさんが山形大花火大会を応援してくれて、このような状況で席を増やしつつ物価高騰のあおりを受けつつも規模を拡大できている。持続可能な花火大会として1つのイベントではなく事業として毎年つないでいけたら」
2026年の山形大花火大会のテーマは「喝采」
14日午後7時から、2025年より500発多い7000発の花火が山形の夜空を彩る。
一部の有料観覧席では売り切れも見られるが、当日券の販売もあるという。詳しくはホームページで確認を。
