貴重な思い出を再生です。
島根・出雲市の商店街で起きた大規模火災で焼け跡から見つかった被災者の写真をきれいに洗って再生する活動が今、地元・出雲市で行われています。
ガーゼで丁寧に磨かれているのは、何気ない日常を写した写真。
6月に出雲市の商店街「サンロードなかまち」で起きた大規模火災で焼け跡から見つかった被災者の思い出の一コマです。
こうした貴重な写真を再生して被災者の元に返そうと、出雲市総合ボランティアセンターと災害ボランティア団体「ビリッキーノ」が、火災の鎮火直後から焼け跡での回収活動を行うとともに持ち主から依頼があった写真を預かって、洗浄作業を9日から始めました。
8月13日は、活動に賛同した市民約20人が参加。
煤や焦げなどの汚れをガーゼややすりを使って少しずつ取り除き、焦げてしまった部分ははさみで切るなどして、一枚一枚、丁寧によみがえらせていきます。
そして、きれいになった写真には花嫁姿や運動会など火災の前の日常が…。
参加者:
花嫁や運動会の写真があって、涙が出そうになるんですけど、これが持ち主の手元に戻って、元気になってくれたらいいと思います
ただ、写真の中には一部が焼けてしまったものや、アルバムごと熱で溶けてくっついてしまったものもあります。
「お父さんの頭が切れていますが、ここは残して、ほかの部分をきれいにしてあげるというのでいいんじゃないかな。」
残された部分をできるだけ傷めないよう慎重に作業します。
災害ボランティア団体「ビリッキーノ」・井上曜子さん:
写真の中に込められた気持ちがたくさんあると思うので、少しでもきれいな状態にしてお返ししたいという気持ちで取り組んでいる。
洗浄を待つアルバムはまだ10冊以上残っているということで、このため活動はまだ長くかかる見通しだといいます。
洗浄作業は8月17日と20日にも予定されていて、主催団体ではボランティアの参加者を呼びかけています。
