千葉・市川市で1日、開催された花火大会。
2025年、世界記録にも認定された雄大な富士山の仕掛け花火が、駆け付けた約50万人の観衆を魅了しました。

一方で大会の裏では、禁止されているはずの場所取り行為が横行していたのです。

取材班が向かったのは、花火大会前日の江戸川の河川敷。
そこで目にしたのは、たくさんのブルーシートが敷かれている光景でした。

多くの人が行っていた場所取り。
事前の場所取り行為は市によって禁止されているにもかかわらず、河川敷には場所取りのシートがずらりと敷き詰められていました。

中には、堂々と名前が書かれたシートもありました。
友人とともに場所取りをしていた男性は、禁止されていることを知らなかったといいます。

場所取りした男性:
花火は間近で見たい。(シートが)飛ばないように水2リットルのペットボトルを10個ぐらいシートに置いて、飛ばないよう固定した。禁止だったのは驚き。

取材班が話を聞いた男性はその後、場所取りのシートを敷いたまま河川敷をあとにしました。

午後8時半を過ぎ、辺りが真っ暗になっても、河川敷では場所取り行為が続いていました。

中には懐中電灯を持参して、キャンプ場さながらに暗闇の中で作業する人の姿も。

そうした中で辺りに響いていたのが、場所取り用のシートを固定するため、ハンマーを使ってペグをたたく音です。
もし人がペグにつまずくなどすれば、けがをしかねません。

ペグを打っていた1人の女性に「場所取りは禁止だ」と伝えると、驚きの答えが返ってきました。

場所取りした女性:
毎年場所取りしているんで…。特に…ダメだと知らなかった。なんで(場所を)取ったらいけないのか分からない。

そして迎えた花火大会当日。
会場には続々と人が集まり、来場者は50万人に達しました。

午後4時半、会場はすでにブルーシートでいっぱいになっていました。

河川敷を埋め尽くした観衆。
ルールを守って観覧場所を確保した家族からは、「こっちがルール守っているのに、前日の夜から(場所取りを)やっているので、ルールを守らないなら見に来なくていい」と、怒りの声が聞かれました。

日が沈むと、いよいよ花火大会の始まりです。
花火の高さが世界一に認定された富士山が、真夏の夜空に浮かび上がりました。

来場者の誰もが大満足の花火大会。
しかし、花火終了後の住宅街を見てみると、ごみが散乱していました。

事前の場所取り行為が相次いだうえ、帰り道にごみを捨てる行為も見られました。

市川市はホームページやSNSで注意喚起を行ったとしたうえで、2027年の大会実施に向けては、さまざまな点について「これから確認し検証を行いたい」としています。