熊本地震後に発生したイオンモール熊本の爆発事故で犠牲となった22歳の女性の通夜と告別式が営まれた。女性は一度避難した後、売上金の管理のため店舗に戻り、その直後に爆発に巻き込まれたという。遺族は会社側の対応に強い憤りを示しており、事故当時の経緯や責任の所在が大きな焦点となっている。

通夜で会社が謝罪「可能であれば売り上げ金を」

熊本地震から7日目となった熊本県は災害との関連調査中も含め、死者が38人になったと発表している。

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熊本県嘉島町「イオンモール熊本」では地震後に発生した爆発事故で7人が死亡した。

2日、熊本市内で営まれたのは、爆発事故に巻き込まれ亡くなった大竹玖瑠美さんの通夜だ。

地震発生から約1時間20分が経過した午後5時50分ごろに爆発が起きた。

爆発後の店内は、至る所で骨組みがむき出しとなり、壁や天井などが垂れ下がり、爆発の衝撃がいかに強かったかが見てとれる。

大竹さんは「イオンモール熊本」の2階にあるコスメ店で勤務中に地震が発生した。

いったんは外に避難したが、その後、店に戻り爆発に巻き込まれた。

通夜で親族を前に会社が謝罪

当時の状況について親族がFNNの取材に応じ、悔しさをにじませた。

大竹玖瑠美さん(22)の親族:
たまたま買い物に行っていたおばといとこに会っている。そこで売り上げを金庫に入れなきゃいけないから店内に戻ると、いとことおばは止めたんですよね。『危ないからやめた方がいい』と。でも玖瑠美は、とても責任感のある子で、会社からそう言われれば行かなきゃいけないと思ったと思う。

「売り上げを金庫に入れるよう指示された」と話し、同僚と2人で店に戻ったという。
その約5分後に爆発が起きたというのだ。

大竹玖瑠美さん(22)の親族:
明るくて、ほんと真面目で、きさくで、誰からでも好かれるようなほんと良い子だったと思います。いまは怒りの方が強い。私は人災だと思う。

きのう熊本市内で、大竹さんの通夜が行われ、大竹さんが勤務する会社の幹部らが遺族に謝罪した。

大竹さんが勤務する会社の幹部:
改めまして本当に申し訳ありませんでした。

大竹さんの母親:
もう娘は帰ってこないんですよ。しっかり真実を話してください。止めてほしかったです。帰れって言ってほしかったです。

大竹さんが会社に「売り上げを金庫に入れるよう指示された」ことについて

大竹さんが勤務する会社の幹部:
(Q.それは重要なことだったのか)
本当に今考えると、ほんと命に代えるものでは全くありませんので。そこは本当に重要じゃなかったと思います。

遺族は今後、会社の刑事責任を問うことも検討している。

3日正午から告別式 後輩は「何も考えられない」

熊本市内では、正午から大竹玖瑠美さんの告別式が始まった。

花に囲まれた祭壇の中央には、大きな瞳で、真っすぐに見つめ穏やかにほほえんでいる大竹さんの遺影があった。

多くの参列者が、突然の別れを惜しんだ。

中学時代の後輩:
先輩なんですけど先輩じゃないぐらい仲良くしてくれて、いくらふざけあっても許してくれてふざけ返してくれて、いままでの感謝と安らかに眠ってほしい。

告別式では、「いつも明るくて笑顔がかわいすぎるくるみが大好きだよ。くるみの分も推し活するから空から見守っててね。ずーっと大好きだよ愛してる!!」と参列者からのメッセージが寄せられていた。

中学時代のバレーボール部で、玖瑠美さんの後輩にあたる女性は突然の別れに次のように答えた。

中学時代の後輩:
何も考えられない。まさか先輩だと思わなくて、頭が真っ白で。
(「イット!」8月3日放送より)

<フジネットワーク サザエさん募金> 令和8年熊本地震被災地救援

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