札幌市のクマの出没件数が、2025年度に比べ大幅に減少していることがわかりました。

 専門家は「今年は今後も出没数が少ないままではないか」との見方を示しています。

 札幌市によりますと、クマが冬眠から目覚め活動が活発になる4月以降、出没件数は4月、5月、6月、7月と4か月連続で2025年度を下回っています。

 2025年度は9月に71件、10月には134件と、連日のように目撃情報が相次ぎ、市民生活が脅かされる事態となりました。

 例年、8月から9月にかけて目撃件数が増加する傾向にありますが、2025年度は特に多い年となっていました。

 2026年度の出没減少について、酪農学園大学の佐藤喜和教授は「昨年度の大規模な捕獲・駆除により、市街地周辺のクマの個体数がかなり減った」と分析。

 加えて、2025年はドングリが不作だったため繁殖が例年ほど進まなかったとみられるほか、自然死した個体もいると考えられることから、「今年は今後も出没数が少ないまま推移するのではないか」と話しています。

 一方で佐藤教授は、出没が少ない今年だからこそ、対策を講じる重要性を強調。「来年以降、ドングリが豊作の年が来た場合に備え、クマがなるべく人里に出てこないような対策が必要だ」と呼びかけています。

北海道文化放送
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