マイページ
16歳未満のSNS禁止で子どもは守れるのか?世界で広まる青少年への規制強化と専門家が指摘する制度の限界|FNNプライムオンライン
プライムオンライン ライブラリー

16歳未満のSNS禁止で子どもは守れるのか?世界で広まる青少年への規制強化と専門家が指摘する制度の限界

Google ニュース プリファードソース

現状、多くのSNSでは年齢は自己申告であり、厳密な年齢確認は行われていない。これを徹底しようとすれば、身分証の提出などが必要になるが、それは膨大な数の未成年者の個人情報をプラットフォーム事業者が扱うことを意味する。

プライバシーや情報管理の観点から、新たなリスクが生じる可能性は否定できない。

厳密な年齢確認が行われていない現実も…(画像:イメージ)
厳密な年齢確認が行われていない現実も…(画像:イメージ)

また、規制を逃れる行動が広がる可能性もある。裏アカウントの作成や、親や他人の名義を借りた登録、規制対象外のプラットフォームへの移行などが起これば、表向きの規制が強まる一方で、実態としてはより安全対策の弱い場所に子どもたちが流れる懸念もある。

オーストラリアではすでにそのような問題が発生しているとも報じられる。制度が意図せず、リスクの見えにくい空間を拡大させてしまう可能性がある点は見落とせない。

さらに、SNS上のトラブルの原因をすべて技術やサービスそのものに帰してしまう考え方にも注意が必要だ。誹謗中傷やいじめは、SNSが登場する以前から存在してきた。

問題の多くは人間関係や集団の力学に根ざしており、SNSはその舞台がオンラインに移ったにすぎない側面もある。制度が「使わせない」ことだけに焦点を当てれば、問題の構造を単純化しすぎる恐れがある。

関連記事

【よく一緒に読まれている記事】
災害時やクマ被害で広まる「偽動画」…専門家が懸念する生成AIが生む過剰な恐怖とフェイク情報の危うさ
災害時やクマ被害で広まる「偽動画」…専門家が懸念する生成AIが生む過剰な恐怖とフェイク情報の危うさ
プライムオンライン ライブラリーの他の記事
子どもの言葉を引き出すカギは「絵本」にある。世界で研究が進む「ダイアロジック・リーディング」の考え
子どもの言葉を引き出すカギは「絵本」にある。世界で研究が進む「ダイアロジック・リーディング」の考え
ライフ
読み聞かせだけじゃもったいない?1000人以上との対話経験から見えてきた子どもの「言葉にする力」を育てる絵本活用法
読み聞かせだけじゃもったいない?1000人以上との対話経験から見えてきた子どもの「言葉にする力」を育てる絵本活用法
ライフ
子どもの「わかんない」は話す気がないわけではない。1000人以上との対話から見えた100通りの理由と“言葉を引き出す”親の問いかけ方
子どもの「わかんない」は話す気がないわけではない。1000人以上との対話から見えた100通りの理由と“言葉を引き出す”親の問いかけ方
ライフ
「名古屋めし」を支える八丁味噌やたまり醤油。お酢、醤油、味噌の味比べも!知多半島に受け継がれる発酵文化と観光資源としての可能性
「名古屋めし」を支える八丁味噌やたまり醤油。お酢、醤油、味噌の味比べも!知多半島に受け継がれる発酵文化と観光資源としての可能性
ライフ
一覧ページへ
×