市長控室にサウナ…市長が690円を返還

大阪府池田市の冨田裕樹市長は17日、市に690円を返還した。
このお金、あの問題が関係していた。

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大阪・池田市 冨田裕樹市長(10月26日):
世間でいうサウナは一部娯楽の部分も併せ持っていると思う。
市民感覚としてはご理解いただけないことだと深く反省しております。

市役所の市長控室に私物のサウナを持ち込んでいたのだ。

サウナ以外にも生活感ある私物の数々…

それだけではなかった。ベッドがある部屋の隣には男子トイレがあるのだが、中には筋トレグッズが置かれていた。

その隣には電子レンジ、ドライヤーまであり、生活感に溢れている。

問題となった市長の専用スペースを覗いてみると、ベッドに扇風機、ドライヤー、冷蔵庫、その上には電子レンジで温めるごはんのパックまであった。

さらにその隣の部屋は問題となった家庭用のサウナ。
市長は3日に1回ほど昼休みにサウナを利用していたという。

「全力で公務にあたるためのリハビリ」

これについて市長はこう説明していた。

大阪・池田市 冨田裕樹市長(10月26日):
私は大学アメフト時代からスポーツ障害のため腰椎椎間板ヘルニアで4度手術しており、後遺障害の症状緩和のために設置しました。

全力で公務にあたるためのリハビリ」であるという。
こうした中、17日に冨田市長は電気料金に相当する690円を市に返還したと発表した。

市によると、市長のサウナの利用に要した時間は1回50分。使用回数は全部で30回に及んだという。
サウナ1回、電気代を23円で計算すると690円となる。

市民感覚とのズレが浮き彫りに…

この返還金額690円にSNSでは…
「え!?たった690円!?サウナってそんなに電気代安いの?」
「690万円と思ったら690円なの?」

市民感覚とのズレが浮き彫りとなったサウナ持ち込み問題。

大阪・池田市 冨田裕樹市長(10月26日):
本当に私の認識に誤りがあったと真摯に反省しております。世間の皆さま、市民の皆さま、誠に申し訳ございませんでした。

690円で果たして市民の理解は得られるのだろうか?

(11月17日放送分イット!より)