熊本県で最大震度7を観測した地震の発生から3日目となった30日。
FNNはイオンモールのより鮮明な内部映像を入手し、その映像から見えてきた被害の実態について、フジテレビ・平松秀敏解説委員とお伝えします。
堤礼美キャスター:
あらためてこのイオンモール熊本の内部映像をどう見ますか?
フジテレビ・平松秀敏解説委員:
驚きましたよね。ドローンの映像を見てたんですが、あれは2階じゃなくて1階なんですよね。崩落した2階ではなくて1階部分がここまで壊れていると。2階はどうなってるのかというと、ほとんど何もなくなっていて床も抜けているというのはちょっと驚きましたね、状況として。
堤礼美キャスター:
かなり衝撃的な映像ではありましたよね。今までも様々な現場を見てきたかと思いますが、一般的なガス爆発の事故と今回の事故、何か違う点はあるのでしょうか?
フジテレビ・平松秀敏解説委員:
これまでのガス爆発の現場の光景とはまったく違う光景なんですよね。通常、ガス爆発は例えばガスの威力というのは威力、圧力は横だとか上に広がるんですよね。なので、これまでの映像を見ると、例えば窓ガラスが吹き飛んだりとか横の弱い構造の壁や屋根が壊れたりとかというのはあるんですけど、今回は上とか横じゃなくて、下にある1階部分があそこまで壊れているというのは驚きました。
映像を見る感じ、爆風によって1階が壊れたというよりも、2階の構造物が1階を押しつぶして崩落させているような印象を受けます。
あと、かなり広範囲で爆発の被害があるということなんですよね。そうなると、例えば1カ所の爆発点からすごい勢いで爆風が広がっていってというよりも、ガスが広範囲に滞留して広がっていってそこに火がついたのではないかという想定ができる。
それを聞いて思い出したのが、29日のイオンの記者会見で、確か発災から爆発まで50分ぐらい時間があったということなんです。そうなると、過程の話ですが、50分かけてLPガスがゆっくりと広まっていって充満していって、そこに火がついた可能性があるのではないか。そういう印象を受けます。
堤礼美キャスター:
LPガスの特徴としては何かあるんですか?
フジテレビ・平松秀敏解説委員:
LPガスは空気よりも重く、低い場所に滞留するので、私たちがにおいを感じにくい恐れがある。そういう可能性があるということなんですね。
堤礼美キャスター:
これから原因究明など調査も行われていくと思いますが今、夏休み期間でもありますし、こうした商業施設もよりにぎわっているかと思います。いざというときの安全の確保というのは、やはり難しいものがありますね。
フジテレビ・平松秀敏解説委員:
今回のような場所、例えば不特定多数の人が集まるような場所は、本当に安全管理だとか危機管理が難しいというのが今回のケースで分かりましたね。
堤礼美キャスター:
災害は時と場所を選びません。旅先などでも、今いる場所での、おのおのの安全確保を日常的に考える必要があるのかもしれません。
